新型コロナウイルスの感染拡大。「新しい生活様式」が提唱されるなど、影響の長期化も懸念されています。そうした中でいま注目されている考え方が、「withコロナ」の社会。新型コロナウイルスと“共に生きる”ことを前提に、私たちの暮らしのかたちそのものを、変えていこうというのです。「withコロナ」の新しい社会へ、どう変わり、どう生き残っていくのか。模索を始めた3つのケースを紹介します。 新型コロナウイルスの影響が長期に及ぶことを見据えて、3密になりがちなオフィスワークでの感染防止対策と業務の両立を模索し始めた企業もあります。 東京 新宿区の社会保険労務士の事務所では、政府が緊急事態宣言を出した先月7日から20人の従業員の仕事場を分散させました。 まず、栃木県のサテライトオフィスに出勤している7人と新宿の本社オフィスの13人の行き来を禁止。さらに本社オフィスは会議室も従業員の作業スペースにして、これ