ブックマーク / www.nikkei-science.com (5)

  • 太陽にのみ込まれる運命〜日経サイエンス2008年11月号より

    そう,巨星化した太陽に地球はいずれ… 未来は明るい。明るすぎるかもしれない。太陽は徐々に膨張しながら明るさを増しつつあり,数十億年後には地球を干からびさせ,熱くて生物のすめない場所へと変えてしまうだろう。今から約76億年たつと,赤色巨星となった太陽は大きさが最大に達する。その表面は現在の地球の公転軌道を20%上回り,明るさは現在の3000倍になる。その後,太陽は縮み,ついには白色矮星になる。 こうした太陽の行く末に関する科学者たちの意見は一致しているが,地球の運命については見方が分かれる。1924年に英国の数学者ジーンズ(James Jeans)が太陽が赤色巨星になったときの地球の運命を初めて検討して以来,多くの科学者がさまざまな見解を示してきた。地球が蒸発を回避するシナリオもあるが,最新の解析ではそうならない。 複雑なお話 話は単純でない。太陽は地球の現在の軌道を超えて大きくなるが,しだ

    太陽にのみ込まれる運命〜日経サイエンス2008年11月号より
    godmother
    godmother 2017/02/01
    地球がなくなるという刷り込みは、米SF映画からも個人的にはあった。地球を救うではなく、他に地球に似た環境の星を探すというのももう終わった。はては?と思うと、計算によって動かすと!
  • いまも続く進化|日経サイエンス

    現代人は,かつての人類に比べて,生殖年齢を終えるまで生き延びる確率が劇的に高まっている。農耕によって飢える心配が減り,医学の進歩で致命的な感染症を克服し,捕者にわれる心配もなく,さまざまな自然の脅威から身を守れるようになった。そうして自然をコントロールする力を得て自然選択を免れたため,人類の進化は終わったと主張する人々もいる。 だが,その見方は正しくない。我々はつい最近も進化している。チンパンジーとの共通先祖から分かれて以降,世界人口は1000倍以上に激増した。大集団では,新たに生じた有利な遺伝子変異が,どこかで次代に受け継がれる可能性が高くなる。従って急速な自然選択が引き起こされる。 実際,大人になってもミルク中の乳糖を分解する酵素を作れる乳糖耐性や,東アジア人の多くが持つ真っすぐな黒い髪,ソロモン諸島の人々に見られる黒い肌に金髪という組み合わせ,ヨーロッパ人に多い明るい肌の色などは

    いまも続く進化|日経サイエンス
    godmother
    godmother 2014/10/30
    理解するのにしばらく時間がかかった件:「※お詫びと訂正:108ページの囲み「大人になっても牛乳が飲めるわけ」右段6行目の「乳頭耐性」は,正しくは「乳糖耐性」でした。」これくらいのtypoなんのその!!
  • STAP細胞 見えてきた実態 |日経サイエンス

    遺伝子解析が示した,名が体を表さないSTAP実験の杜撰さ 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の小保方晴子研究ユニットリーダーらが作ったとされる「STAP細胞」の中身が明らかになってきた。早くから論文への疑義を指摘していた理研統合生命医科学研究センター(IMS)の遠藤高帆上級研究員は9月22日,STAP細胞などの遺伝子配列データを解析した結果を,日分子生物学会の欧文誌Genes to Cellsに発表した。また10月1日,報道陣の合同取材に応じた。 遠藤氏の解析によれば,遺伝子解析実験に用いられた細胞は,同じ名前で論文に出てきても,その中身は実験によってまちまちだ。ある実験に使われた「STAP細胞」は多能性を持つ培養細胞だが,別の実験に用いられた「STAP細胞」には多能性がほとんどない。またある実験の「FI幹細胞」は2種類の細胞の混合で,別の実験の「FI幹細胞」は1種類だ

    STAP細胞 見えてきた実態 |日経サイエンス
    godmother
    godmother 2014/10/30
    机の上がかなり散らかって、整理整頓しない内に何かと何かが机上でSTAP細胞を作り上げてしまったかのような、ほとんど幻想なのかな。
  • ハイゼンベルクの不確定性原理を破った! 小澤の不等式を実験実証

    「小澤の不等式」。数学者の小澤正直・名古屋大学教授が2003年に提唱した,ハイゼンベルクの不確定性原理を修正する式です。小澤教授は30年近くにわたって「ハイゼンベルクの不確定性原理を破る測定は可能」と主張し続けてきましたが,このたびついに,ウィーン工科大学の長谷川祐司准教授のグループによる実験で実証されました。15日(英国時間)付のNature Physics電子版に掲載されます。 小澤の式とはどんなものでしょうか? まず,物理の教科書をおさらいすると,1927年にハイゼンベルクが提唱した不確定性原理の式は,こんな形をしています。 εqηp ≧ h/4π  (hはプランク定数,最後の文字は円周率のパイ) εqは測定する物体の位置の誤差,ηpは位置を測定したことによって物体の運動量に生じる乱れです。もし位置が誤差ゼロで測定できたら運動量の乱れは無限大になり,測定してもめちゃくちゃな値がランダ

    ハイゼンベルクの不確定性原理を破った! 小澤の不等式を実験実証
    godmother
    godmother 2013/07/18
    「小澤の不等式はそれ自体,量子力学の枠組みによって成り立っています。ハイゼンベルクの式ではできないとされていた測定を可能にする小澤の式は,むしろ量子力学の可能性を広げるものと言える」
  • ノーベル物理学賞 量子力学の基礎実験の最高峰 光子/イオンの状態を操り、測る|日経サイエンス

    10/17訂正)以下でご紹介したアロシュ教授の実験は,論文として発表されていないことがわかりました。学会で出た話ですが,将来計画として紹介されたものである可能性が高いです。お詫びして訂正します。 2012年のノーベル物理学賞は,米国立標準技術研究所のワインランド(David Wineland)博士と,フランスの高等師範学校/コレージュ・ド・フランスのアロシュ(Serge Haroche)教授に授与されることになりました。 2人は量子力学の基礎実験における,押しも押されもせぬトップランナーです。ワインランド博士は空中に並べたイオンの列,アロシュ教授は共振器の中に閉じ込めた原子と光子を使った実験システムを構築。これを使って量子力学の根幹に関わる実験を次々にやってのけ,量子コンピューターや超精密時計など,量子現象を直接に利用するまったく新しい技術への足がかりを築きました。 光子やイオンなどのミク

    ノーベル物理学賞 量子力学の基礎実験の最高峰 光子/イオンの状態を操り、測る|日経サイエンス
    godmother
    godmother 2012/10/10
    「量子コンピューターをはじめとする量子情報の研究に刺激を与え,今日の隆盛をもたらしたのは間違いありません」とあるけど、いまいち、人類にとっての貢献度がよくわからないな。
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