2017年06月07日06:00 カテゴリその他 「微笑」がスキャンダルだった時代 オーストリア日刊紙プレッセ日曜版(6月4日)でギュンター・ハラー記者が「微笑の発見」という見出しで英国の歴史家、コリン・ジョーンズ氏の著書「18世紀のパリでの微笑革命」(The Smile Revolution in 18th Century Paris)を紹介しながら、笑いの歴史をまとめている。以下、同記事を参考にしながら、笑いの歴史を考えてみた。 ▲娘を抱える画家ルブランの自画像(ルブランはわずかに口を開き、歯を見せている) 白い歯を見せて微笑む女性の登場は革命的だったという。なぜならば女性は人前で歯を見せて笑わないと久しく信じられてきたからだ。口を開き、歯を見せて笑顔を振るまえば、スキャンダルと受け取られていたほどだ。 「君はいつの時代の話をしているのか」と質問されるだろう。フランスでルネッサンス、啓