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ブックマーク / wien2006.livedoor.blog (238)

  • 欧米の懸念「ロシアが敗北した場合」 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2024年02月27日06:00 カテゴリウクライナロシア 欧米の懸念「ロシアが敗北した場合」 欧米諸国はウクライナに武器を供与してきたが、戦闘機やロシア領土まで届くミサイルの供与は拒否してきた。それは北大西洋条約機構(NATO)がウクライナ戦争に介入し、NATOとロシア戦争に発展することを恐れているからだといわれてきた。その説明には一理あるが、それ以上に欧米諸国が恐れていることがある。「ウクライナの敗北」以上に「ロシアの敗北」を恐れているのだ。 ▲ウクライナとNATOの旗(NATO公式サイトから) ロシア軍がウクライナに侵攻した直後、ウクライナのゼレンスキー大統領は、「ロシアとの戦争は単に我が国とロシア戦争ではない。民主主義世界をロシアの侵攻から守るための戦争だ。ウクライナ軍は欧米諸国の安全のためにロシア軍と戦っているのだ」と主張し、欧米諸国に武器を提供するようにかなり強い口調で要求

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    gogatsu26 2024/06/17
    “戦いは2014年から続いてきているのだ。欧米メディアは「ウクライナ戦争2年目」ではなく、「ウクライナ戦争10年目」の特集を張るべきだったのだ”
  • 欧州人が理解できない「トランプ人気」 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2024年03月16日06:00 カテゴリアメリカヨーロッパ 欧州人が理解できない「トランプ人気」 2024年は「史上最大の選挙イヤー」(英誌エコノミスト)と呼ばれ、世界各地で大統領選、議会選などが実施されているが、そのハイライトは何といっても世界最強国・米国の大統領選だ。今年11月の大統領選には民主党から現職のバイデン大統領、共和党からはトランプ前大統領の出馬が確定したばかりだ。2020年の大統領選の再現となった。ここでは米大統領選の見通しをまとめるつもりではない。 ▲ワシントンで開かれたCPACの年次総会に参加したトランプ氏(UPI) 欧州人は米国の大統領選に強い関心を寄せている。大西洋を挟んで米国と欧州の2大大陸が横たわっている。そして、欧州と米国は共にキリスト教圏に入り、民主主義を国是とする点など多数の共通点を持っている。同時に、多くの欧州人が理解できないことがある。その一つは共和

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    gogatsu26 2024/06/17
    大阪の維新支持率みたいな感じか
  • 「歓喜の歌」ウィーン初演200年 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2024年05月08日06:00 カテゴリその他 「歓喜の歌」ウィーン初演200年 フリードリヒ・シラーの詩「歓喜の歌」(An die Freude)をルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが第9交響曲の第4楽章で音楽化(合唱付き)し、200年前の1824年5月7日、ウィーンのケルントナー門劇場で初演が行われたという。シラーの賛歌は「歓び、美しい神の火花」(Freude, schoner Gotterfunken,)いう冒頭の言葉で始まる。 ▲中央墓地のベートーヴェンの墓(2017年10月、撮影) なぜ突然、ベートーヴェン(1770年〜1827年)の話をし、交響曲9番の「歓喜の歌」について紹介するのか、というと、「歓喜の歌」が初演されてちょうと200年目という区切りを迎えたということもあるが、人間の平等な社会での理想を描いたシラーの「歓喜の歌」が聞くものを感動させる一方、初演された後の世界を

  • 党筆頭候補者の不祥事とメディア報道 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2024年05月27日06:00 カテゴリヨーロッパ 党筆頭候補者の不祥事とメディア報道 選挙戦は候補者の過去を浄化する機会ともなるものだ。欧州では6月に入れば、欧州議会選挙が実施されるが、党から擁立された党筆頭候補者がメディアに過去の不祥事を暴露され、窮地に陥るケースが出てきているのだ。以下、身近な2例だ。 ▲オーストリア「緑の党」の欧州議会選の党筆頭候補者レナ・シリング女史(ウィキぺディアから) オーストリアの与党「緑の党」の筆頭候補者に23歳の環境保護活動家、レナ・シリング女史が擁立されたが、メディアはその23歳の女性候補者の過去を連日暴露し、同候補者が過去、知人に「緑の党が最も嫌い」と漏らしていたことがチャットで明らかになったばかりだ。「緑の党」を憎悪する女性が「緑の党」の欧州議会選挙の党筆頭候補者になったことが判明したのだ。党幹部は慌てた。23歳の女性を今更候補リストから削除する

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    gogatsu26 2024/06/17
    “最近「Emocracy」という言葉がメディアで登場してきた。エモーションに民主主義を付けた造語だ。現在の政治の世界ではこのエモクラシ―が猛威を振るっている。”
  • 政治家の「本音」は「嘘」より危険 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年12月30日06:00 カテゴリ雑感 政治家の「音」は「嘘」より危険 長期シリーズとなった米TV番組「スーパーナチュラル」(Supernatural)では霊が現れ、人々に当のことを喋らせる魔法をかける。すると、人々は自身の音や思いを語り出すから、家庭、会社、社会は大混乱する。人は通常、平気で嘘を言う。相手を騙すために、相手を傷つけないために、「嘘」を言う。内心考えていることや感じていることをズバリいえば、人間関係は険悪化することがある。「嘘」を賛美するつもりはないが、「嘘」にも一定の役割があることは間違いない(「『嘘』を言ってごらん」2020年2月18日参考)。 ▲アンチ・テロ工作について語るエルドアン大統領(2023年12月28日、トルコ大統領府公式サイトから) ところで、一国の指導者、政治家が会合相手に対して音や人物評を語れば、険悪な関係に陥ることにもなる。最悪の場合

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    gogatsu26 2024/02/14
    “考えていることや感じていることをズバリいえば、人間関係は険悪化することがある。「嘘」を賛美するつもりはないが、「嘘」にも一定の役割があることは間違いない”
  • 「新兵」は何分間、直立不動出来るか : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年11月16日06:00 カテゴリオーストリア 「新兵」は何分間、直立不動出来るか アルプスの小国オーストリアは第2次世界大戦後、中立主義を国是に掲げ、軍事同盟には加盟せず、冷戦時代には国連外交で紛争勢力間の仲介役を演じることで貢献してきた。 ▲オーストリアの建国記念日で宣誓式に臨む連邦軍の新兵たち(2023年10月26日、ウィーンの英雄広場で、連邦軍国防省公式サイトから) ロシア軍のウクライナ侵攻後、欧州の代表的中立国フィンランド、スウェーデンがいち早く北大西洋条約機構(NATO)加盟を決断したが、オーストリアはスイスと共にその中立国の立場を維持している。ただし、スイスは中立主義の定義の見直し(「協調的中立主義」)や武器再輸出法案の是非を検討するなど試行錯誤する一方、そのスイスと共にオーストリアは7月、欧州の空域防衛システム「スカイシールド」(Skyshield)への参加への意思

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    gogatsu26 2023/12/02
    “首相の演説は14分間だった。予定では5分だったが、首相は持ち時間を大きくオーバーした。しかし、退席したり、倒れる新兵たちが続出するシーンはやはり問題だ”
  • 「メイド・イン・ジャーマ二ーの落日」? : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年09月08日06:00 カテゴリドイツ 「メイド・イン・ジャーマ二ーの落日」? 2024年度の財政予算に関する議会審議で6日、ドイツのショルツ首相は与野党、地方自治体の首長に向かって自称「ドイツ協定」を提案し、停滞する国民経済回復のために「一体化」を呼びかけた。3日のジョギングで倒れて右目を負傷し、眼帯をつけながらベルリンの連邦議会の演壇に立った首相は厳しい姿勢で話しかけた。 ▲連邦議会の財政予算審議で語るショルツ首相(2023年9月6日、独連邦議会公式サイドから) ショルツ首相は、「われわれはこれまで以上にテンポを加速し、国民経済の近代化、堅実な経済を構築していかなければならない。国民はわが国が再生することを願っている。私も願っている。争って時間を浪費している場合ではない」と、キリスト教民主同盟(CDU)の議員席の最前列に座るメルツ党首に目をやりながら語り掛けた。その語調は、海

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    gogatsu26 2023/09/08
    “眼帯をつけながらベルリンの連邦議会の演壇に立った首相”
  • 独連立政権「景気後退を吹っ飛ばせ」 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年09月01日06:00 カテゴリドイツ 独連立政権「景気後退を吹っ飛ばせ」 ドイツのショルツ連立政権は任期4年の中間点をまもなく迎えようとしているが、同国の国民経済は昨年第4四半期から3四半期連続でマイナス成長を記録し、リセッション(景気後退)に陥っている。RTLとnTVが共同で実施した政党のトレンドバロメーターによると、大多数の国民は3党から構成されたショルツ連立政権に期待を持っていないことが判明した。国民の信頼を回復するためにも、ショルツ政権は残されて任期内に国民経済の回復を目指すことになる。 ▲記者会見に臨む(左から)ハベック副首相兼経済相(緑の党)、ショルツ首相(SPD),リンドナー財務相(FDP)=2023年8月30日、ブランデンブルク州メーゼベルクで、ドイツ連邦政府提供 ドイツ国民経済は今年第1四半期(1〜3月期)の成長率がマイナス0・1%だった。前年第4四半期の成長

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    gogatsu26 2023/09/03
    “外相(緑の党)は、「SPD主導の過去の対ロシア、対中国政策を2度と繰り返すべきではない。その外交路線はドイツをロシア、中国に依存させる結果となり、わが国を恐喝することを可能にさせてきた」と発言”
  • 「不安」: 極右台頭と陰謀説の拡散 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年08月31日06:00 カテゴリ雑感 「不安」: 極右台頭と陰謀説の拡散 欧州のテロ問題エキスパート、英国のキングス・カレッジ・ロンドン教授のドイツ政治学者ペーター・ノイマン氏は29日、オーストリア国営放送の夜のニュース番組で欧州の政界でみられる極右派政党の台頭について、「彼らは一部のメディアがいうようなファシストではない。民主主義の政治枠組みを否定せず、それを利用しながら、司法・裁判所を弱体化し、メディアを統制することで権力を掌握しようとしている」と説明、実例としてオルバン首相のハンガリー、エルドアン大統領のトルコ、愛国主義派政党「法と正義」(PiS)が統制するポーランド、そしてイタリアのメローニ現政権などを挙げている。 ▲エドヴァルド・ムンク作「叫び」(ウィキぺディアから) 同教授は最近、新著「不安の論理」を発表したばかりだ。同教授によると、現代は「不安」があらゆる分野で独

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    gogatsu26 2023/09/03
    “彼らは一部のメディアがいうようなファシストではない。民主主義の政治枠組みを否定せず、それを利用しながら、司法・裁判所を弱体化し、メディアを統制することで権力を掌握しようとしている”
  • プーチン氏の「プリゴジン公開処刑」? : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年08月26日06:00 カテゴリロシア プーチン氏の「プリゴジン公開処刑」? ロシアのプーチン大統領は24日、同国の民間軍事会社「ワグネル」の創設者エフゲニー・プリゴジン氏(62)が前日の23日、搭乗していた自家用ジェット機の墜落で死去したことを初めて間接的に認め、遺族に哀悼の意を表したことで、プリゴジン氏の死がほぼ確認された。次は墜落事故の原因解明だ。 ▲自家用ジェット機墜落で死去した「ワグネル」のプリゴジン氏(ロシアの独立系ニュースサイト「メドゥ―ザ」2023年8月25日から) 欧米諸国の指導者や大手メディアは墜落事故の背後にはプーチン氏の関与がある、という点でほぼ一致している。その背景には、プーチン氏が政権を掌握して以来、体制の批判者、野党指導者、国家の裏切り者に対して、毒殺や橋からの墜落死などを演出して粛清してきた歴史があるからだ。その意味で6月の反乱を主導したプリゴジン

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    gogatsu26 2023/09/03
    “ワグネル指導者への処罰を下さなかったことで、クレムリンのエリートたちの間で「プーチン氏の指導力が弱くなった」という囁きが広がっていた。プーチン氏にとって非常に危険なシグナルだ”
  • バービーがイスラム国で嫌われる理由 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年08月22日06:00 カテゴリ時事問題生成AI バービーがイスラム国で嫌われる理由 アルジェリアで米国の映画「バービー」の上演が禁止された。イスラム教国の中には同じように、自由で活発で美しい若い女性のシンボル、バービー人形にその国の体制が揺れるのを恐れる国がある。イスラム教国だけではなく、キリスト教社会の欧米社会でもバービー人形に対して批判的な保守系の人々もいる。 ▲イランの最高指導者ハメネイ師(イランIRNA通信8月20日から) そこでまず、なぜバービー人形は一部のイスラム教国では批判的に受け取られるのかを人工知能(AI)のチャットGPTに質問してみた。 【質問】 映画バービーが現在、世界で公開されていますが、アラブ諸国の一部で上演禁止されています。なぜイスラム教国ではバービーは批判的に受け取られるのでしょうか。 【回答】 バービー人形やその関連する商品が一部のイスラム教国で

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    gogatsu26 2023/09/03
    “なぜバービー人形は一部のイスラム教国では批判的に受け取られるのかを人工知能(AI)のチャットGPTに質問してみた”
  • ローマ教皇「モンゴル」を初訪問へ : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年08月30日06:00 カテゴリカトリックモンゴル ローマ教皇「モンゴル」を初訪問へ 世界に13億人以上の信者を有するキリスト教最大の教派、ローマ・カトリック教会の最高指導者、ローマ教皇フランシスコは31日から9月4日までの日程でモンゴルを司牧訪問する。フランシスコ教皇を含み、ローマ教皇がユーラシア大陸に位置する内陸国モンゴルを訪問するのは今回が初めてだ。 ▲ウランバートルにある聖ペテロ・聖パウロ大聖堂で礼拝に参加するモンゴルの信者たち(2023年8月28日、バチカンニュース公式サイトから) モンゴルは1990年に民主化され、92年2月、新憲法で「信教の自由」が保障されて以来、15歳以上の国民の64・4%が宗教を信じているという。同国国家統計局の2011年のデータによれば、同国の主要宗教は仏教、特にチベット仏教が86%以上を占め、次いでイスラム教4・9%、シャーマニズム4・7%だ

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    gogatsu26 2023/09/03
    “ローマ教皇フランシスコは31日から9月4日までの日程でモンゴルを司牧訪問する”
  • ハイネの“予言”は当たった : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年07月06日06:00 カテゴリスウェーデン ハイネの“予言”は当たった 北欧のスウェーデンでイスラム教の聖典「コーラン」(クルアーン)を燃やすという事件が起きた。 ▲イスラム教の聖典「コーラン」(バチカンニュース2023年7月4日、写真はANSA通信) 事件はスウェーデンの首都ストックホルム、イスラム教の犠牲祭初日に当たる6月28日、同国在住のイラク人が市内のメインモスク(イスラム教寺院)の前でコーランの数ページを焼いた。外電によると、モスク外で行われた抗議活動は2人だけの小規模なもので、男がコーランに火をつけて燃やすと、周囲にいた人の中にはそれを喝采する者がいた一方、コーランを燃やした男に石を投げる人もいたという。ちなみに、治安部隊は問題のデモを事前に承認していた。スウェーデン憲法では言論の自由が優先されるからだ。 この事件はイスラム世界で怒りを誘発している。事件を重視した「

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    gogatsu26 2023/08/20
    “「本を焼くところでは、やがて人を焼く」というドイツの詩人ハインリヒ・ハイネ(1797年~1856年)の言葉”
  • 「マルクス」は本当に蘇ったのか : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年07月08日06:00 カテゴリオーストリア 「マルクス」は当に蘇ったのか 「ヨーロッパに幽霊が出る―共産主義という幽霊である」……これはカール・マルクス(1818年〜1883年)とフリードリヒ・エンゲルス(1820年〜1895年)によって書かれた書籍「共産党宣言」の冒頭に出てくる有名な一節だ。1848年に書かれてから今年で175年目を迎えたが、マルクスが言った「幽霊」が再び蘇ってきた、とはいわないが、少なくとも、「マルクス」という言葉が例年になく多くの人々の口から飛び出してきているのを感じるのだ。 ▲カール・マルクス(ウィキぺディアから) 最近では、オーストリアの野党第一党「社会民主党」の新党首バブラー氏が一時期、マルクス主義者だったことがメディアで報じられた。社民党の党首選が6月初め実施されたが、投票集計でのドタバタ劇後、アンドレアス・バブラー氏(トライスキルへェン市長)が

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    gogatsu26 2023/08/20
    “新共産主義者は、「丁寧に社会的負担の分担」を呼びかける。「生産手段」の破棄などは絶対にテーマにしない。参考までに、オーストリア共産党では、「資本論」も「共産党宣言」も党員の必読書ではない”
  • 86歳の教皇と21人の新枢機卿 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年07月11日06:00 カテゴリカトリック 86歳の教皇と21人の新枢機卿 ローマ教皇フランシスコは9日、アンジェラスの祈りの後、サンピエトロ広場で集まった約1万5000人の人々の前で21人の新たな枢機卿のリストを読み上げた。枢機卿はローマ・カトリック教会ではペテロの後継者のローマ教皇に次いでの高位聖職者であり、教皇のアドバイザーのような立場だ。新たな位階者たちは、明るい赤色の衣服に加えて、教皇から枢機卿の赤い帽子(カルディナルビレット)を授けられる。 ▲新しい21人の枢機卿を発表するフランシスコ教皇(バチカンニュースから、2023年7月9日) ▲新枢機卿に任命された香港教区の周守仁司教(バチカンニュースから、2023年7月9日) 新枢機卿に任命された聖職者の中には、エルサレムのラテン総司教のピエルバッティスタ・ピッツァバッラ司教、教理省長官に任命され、9月に就任予定のアルゼンチ

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    gogatsu26 2023/08/20
    “次期教皇問題をテーマとすることは礼儀に欠けるが、客観的にみて、コンクラーベが今月招集されることになったとしても不思議ではない”
  • イランの政情、9月以降に正念場 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年07月21日06:00 カテゴリイラン イランの政情、9月以降に正念場 イラン当局は一時撤退していた風紀警察を再び路上に配置し、ヒジャブ(ヘッドスカーフ)を正しく着用していない女性の取り締まりを再開してきた。欧米社会から激しい批判を受けたこと、国内各地で抗議デモが発生したことなどを受け、風紀警察が路上から姿を消したため、イラン当局の懐柔政策かと受け取られてきたが、ここにきて再び監視に乗り出したわけだ。同時に、沈静化していた女性や国民の抗議デモが再び活発化することが予想される。 ▲抗議デモ参加者とイラン治安関係者が衝突(2022年9月28日、オーストリア国営放送ニュース番組のスクリーンショットから) ことの契機はこのコラム欄でも報じてきたが、イランの風紀警察が 昨年9月、22歳のクルド系イラン人のマーサー・アミニさん(Mahsa Amini)がイスラムの教えに基づいてヒジャブを正し

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    gogatsu26 2023/08/20
    “ヒジャブ着用を重要視するのは、44年間のイランの聖職者支配体制にとってヒジャブ着用が政治的シンボルとなっているからだ。ヒジャブの着用で一旦譲歩すれば、イスラム教統治体制が崩れていく”
  • “バチカンのクルーニー”は飛ばされた : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年07月22日06:00 カテゴリカトリック “バチカンのクルーニー”は飛ばされた 英国王室では社会からの批判に対して反論してはならない。王室を出ていったヘンリー王子の批判に対しも、チャールズ国王やウィリアム皇太子は面と向かって反論できない。民主的社会ではフェアではないが、英王室の慣習だ。同じことが、ローマ・カトリック教会最高指導者にして“ペテロの後継者”フランシスコ教皇の立場にもいえる。教会の刷新を目指す教皇に対して、教会内外から批判や中傷が絶えないが、教皇人は反論したり、論争に加わったりはしない。 ▲“バチカンのジョージ・クルーニー”と呼ばれたゲンスヴァイン大司教とフランシスコ教皇(バチカンニュースから、2020年2月6日) だからといって、ローマ教皇は自身への批判や中傷に対し、沈黙して甘受するだけか、というとそうではないのだ。時が満ちたならば、宝刀を抜いて言われなき批判や中

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    gogatsu26 2023/08/20
    “大司教は、ベネディクト16世とフランシスコ教皇の関係がメディアで報じられるような兄弟関係ではなく、最初から厳しいものがあったことを示唆し、その責任の多くをフランシスコ教皇に押しやっている”
  • コーラン焚書と「ロシアの攪乱工作」 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年07月29日06:00 カテゴリ北欧ロシア コーラン焚書と「ロシアの攪乱工作」 北欧の2カ国の中立国フィンランドとスウェーデンがロシア軍のウクライナ侵略を受けて北大西洋条約機構(NATO)に加盟を決定した直後、ロシアのプーチン大統領は、「わが国は必ず対抗措置を取る」と警告したが、この脅迫は流石に空言ではなかったようだ。 ▲岸田文雄首相とウルフ・クリステション・スウェーデン首相による日スウェーデン首脳会談(写真・内閣広報室、2023年7月12日) スウェーデンではここにきてイスラム教の聖典コーランが焚書される出来事が多発している。首都ストックホルムで先月、コーランが2度燃やされるという事件が起きた。実行者はイラクからの難民で自らを無神論者と称している。彼はフランスの新聞に、「法律によって許されている限り、コーランを焼き続ける」と述べ、イラク当局の少数派への迫害に抗議している。 スウ

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    gogatsu26 2023/08/20
    “オペレーション(工作)はソ連国家保安委員会(KGB)出身のプーチン氏の得意分野だ。 スウェーデン側もここにきてコーラン焚書事件を操る影の勢力に気がついてきている”
  • 露の安保理議長国就任は「冗談」か : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年04月05日06:00 カテゴリ国連記者室 露の安保理議長国就任は「冗談」か 国際刑事裁判所(ICC、部ハーグ)が今月17日、ロシアのプーチン大統領に戦争犯罪の容疑で逮捕状を出してから2週間後の4月1日、ロシアが国連機関の最高意思決定機関ともいえる国連安全保障理事会の議長国に就任した。タイミングとしては最悪だ。 ▲ウクライナ戦争で対応できない国連(国連公式サイトから) ▲ロシアのネベンジャ国連大使(2023年3月31日、駐国連のロシア大使館公式サイトから) 4月1日がエイプリルフールだったこともあって、ウクライナのクレバ外相は「悪い冗談ではないか」と語っていたが、冗談ではなく、これが国連機関の「現実だ」と表現したほうが適している。 安全保障理事会の議長国は15カ国メンバーの輪番制で、アルファベット順に毎月交代する。安保理事会は5カ国(米英仏露中)の常任理事国と10カ国の非常任理

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    gogatsu26 2023/05/18
    “議長国は15カ国メンバーの輪番制で、アルファベット順に毎月交代する。安保理事会は5カ国(米英仏露中)の常任理事国と10カ国の非常任理事国から構成されている。4月の議長国はロシアの番”
  • 世界最古の日刊紙と北の「金星銀行」 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

    2023年04月29日06:00 カテゴリオーストリア北朝鮮 世界最古の日刊紙と北の「金星銀行」 国営日刊紙「ウィーン新聞」(ヴィーナー・ツァイトゥング)が今年6月30日を最終発行日とし、紙の発行を止めてネットメディアに移行することになった。同紙関係者が27日、明らかにした。メディア関連法の改正に基づくものだ。 ▲世界最古の現存する日刊紙「ウィーン新聞」(「ウィーン新聞」公式サイトから、2023年4月27日) ▲ウィーン市で開業していた「金星銀行」 同紙は1703年に始まって2023年まで320年の歴史を有する「現在まで発行している世界最古の日刊紙」と受け取られてきた。320年間といえば、神童モーツァルトも楽聖ベートーヴェンも同新聞に目を通していただろうし、ハプスブルク王朝の栄枯盛衰を目撃してきたことになる。第1次、第2次の世界大戦を目撃し、1938年以降はヒトラーのナチス政権をフォローし

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    gogatsu26 2023/05/18
    “320年の歴史を有する「現在まで発行している世界最古の日刊紙」と受け取られてきた。320年間といえば、神童モーツァルトも楽聖ベートーヴェンも同新聞に目を通していただろう”