『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』などの著書や福島第一原発事故を巡る発言でも知られる武田邦彦中部大学教授が、「タバコを吸うと肺がんが減る」と自身のWebサイトで主張している( BLOGOSに転載されている記事(オリジナル記事は削除済み)、その前の記事、その続きの記事)。 当該記事によれば、同氏は厚労省やがんセンターなどから公表されているデータを使ってこの結論を得たという。同氏は1945年から2005年までの喫煙者数と死亡率の統計的データのグラフを示した上で、『この結果からデータ処理(連立方程式を解く方法)をしてみると、実に驚くべきことが判ります。それは「タバコを吸わない人に対して、タバコを吸うと肺がんの死亡率は10倍以上減る」(増えるのではなく、減る)のです。 』と結論づけているが、その具体的な計算過程は明らかにしていない。 こんな結論が出ることがあるのだろうか?統計に詳しい諸氏のご意