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ブックマーク / blog.livedoor.jp/nonreal-pompandcircumstance (7)

  • 高性能だったイランの短距離弾道ミサイル : 海国防衛ジャーナル

    イランがガーセム・ソレイマニ暗殺に対する報復として、米軍の駐留するイラク西部アサド空軍基地と北部クルド人自治区アルビルの基地へ、弾道ミサイル攻撃を行いました。 イラン西部ケルマーンシャーから10発がアサド空軍基地に、5発がアルビル基地へ向けて発射されたようです。しかし、アルビルに向かったうちの4発が不発もしくは失敗し、アサド基地では米軍が配備していたC-RAMが少なくとも1発のミサイルを迎撃したと報じられています。 発射されたミサイルは、「Fateh-313」か「Qiam-1」とみられ、いずれにしても短距離弾道ミサイルです。ケルマーンシャーからアサド基地までは約420kmなので、射程から考えるとQiam-1ですかね。 (「Iran’s Missile Priorities after the Nuclear Deal」より) Two Iranian Rocket landed near a

    高性能だったイランの短距離弾道ミサイル : 海国防衛ジャーナル
  • 北朝鮮:潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBM)の発射実験か : 海国防衛ジャーナル

    日午前7時10分頃、北朝鮮東岸より2発の弾道ミサイルが発射されました。このうち1発は7時17分頃に北朝鮮沿岸の我が国の排他的経済水域外に、また1発は7時27分に島根県島後沖、日海上の我が国の排他的経済水域内に落下したものと見られます。なお、現時点において、付近を航行する航空機や船舶への被害報告は確認をされておりません。 1.北朝鮮は、日7時10分頃、北朝鮮の東岸から、弾道ミサイルを東方向に向けて発射した模様です。詳細については現在分析中ですが、発射されたミサイルの1発は、7時27分頃に島根県隠岐諸島の島後沖の北約350kmの我が国の排他的経済水域(EEZ)内に落下したものと推定されます。飛翔距離は約450km、最高高度は約900kmと推定されます。 統合参謀部の発表によると、潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBM)「北極星」型のミサイル("a type of Pukkuksong, a

    北朝鮮:潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBM)の発射実験か : 海国防衛ジャーナル
    gogatsu26
    gogatsu26 2019/10/03
    “国連安全保障理事会決議1695、1718、1874への違反ということになります。さらには、昨年4月に結ばれたばかりの「板門店宣言」にも違反していますし、形骸化しているとはいえ「日朝平壌宣言」にも違反しています”
  • 日本と韓国は“危機”のエスカレーションを登ったのか? : 海国防衛ジャーナル

    海上自衛隊哨戒機が韓国駆逐艦から火器管制レーダー(射撃管制用レーダー)を照射された件以来、日韓関係が悪化しています。 件について日韓どちらが事実に即し、どちらが偶発的衝突を回避しようという態度で臨んでいたのかは、防衛省の動画で答えが出ています(韓国は何も出していないに等しい)。件に対する韓国外交部・国防部の言動はあまりに挑発的で、ならず者国家である北朝鮮とも見紛うばかりです。 韓国側は事件当初からまるで理解できない嘘や話題逸らしを続けていますが、日にいたっては自衛隊に対して「対応行動守則に従って強力に対応する」※1と明言しました。対応行動守則とは、「海上で他国の艦艇と哨戒機の威嚇を受けた際、韓国軍が取るべき自衛レベルの“対応マニュアル”」※2のことで、自衛権的措置、すなわち武力の行使を含みます。 韓国が武力行使に言及したことで、日韓は危機のレベルをあげた、と考えて良いのでしょうか?メ

    gogatsu26
    gogatsu26 2019/01/25
    “こうした状況の下、意識的にせよ無意識的にせよ韓国が竹島問題よりも管理できない危機の生起を自ら示していると考えると、日韓の危機レベルはエスカレートしたと言えるでしょう”
  • メルカトルの呪い?地図のおはなし : 海国防衛ジャーナル

    突然ですが、平面の世界地図を想像してみて下さい。 人によって違うと思いますが、「中国北朝鮮から日を越えて右にず〜っとまっすぐ行くと北米大陸がある」という図1のような地図を想像する方が多いのではないでしょうか。 (図1) この地図は正角円筒図法というもので、メルカトル図法として知られています。単に世界地図を想像しろと言われてこの地図が浮かんでくること自体は何ら問題ではありません。 しかし、「平壌を中心にロサンゼルスまでの弾道ミサイルの飛翔経路」について議論する場合、メルカトル図法は不適切です。メルカトル図法でみると、平壌からロサンゼルスに向けて発射された弾道ミサイルは日の上空を通るように思われますが、実際はそうではありません(後述、参照記事)。 この点、誤解されている方が少なくないようです。メルカトル図法がとてもポピュラーで見慣れたものであることの弊害かもしれませんね。さすがに専門家の

    メルカトルの呪い?地図のおはなし : 海国防衛ジャーナル
  • 戦争の動機 : 海国防衛ジャーナル

    有名なのでご存知の方も多いと思いますが、『リアリズムと防衛を学ぶ』という素晴らしいブログがあります。しばらく更新が無かったのですが、最近また『リア防』様らしいエントリを書かれていますね。読者として嬉しい限りです。 そして、新着記事はこちら。『「戦争なんか起こるわけがない」は思い込みだという歴史的実例』 です。この記事を拝読し、私なりに思いついたことがあるので少し書き留めてみたいと思います。テーマは、「戦争の動機」です。いろいろありますが、稿では2つ取り上げてみます。 機会を動機とした戦争まずひとつは、相対的な強さがその国家の武力行使の動機を決める、という考え方です。この考え方は、国家の基的な行動原理を影響力の最大化であるとするため、自分の国力が大きくなった分、弱くなった他者に対しては強く出ることになります。『戦史』の一節を引いてみましょう。 「力によって獲得できる獲物が現れたとき、正邪

    戦争の動機 : 海国防衛ジャーナル
  • トゥキディデスの『戦史』 〜成功体験が生む落とし穴〜 : 海国防衛ジャーナル

    (トゥキディデス 紀元前460年頃 - 紀元前395年) 突然ですが、トゥキディデスの『戦史』を読んだことがあるでしょうか? 『戦史(History of the Peloponnesian War)』は、紀元前5世紀の古代ギリシャ世界で発生したペロポネソス戦争の記録です。現代国際政治学の議論はすべて、『戦史』の中に記されてあると言われるほど示唆に富んだエッセンスが含まれています。 『戦史』というと、人間とその集団の行動の源泉が「名誉心」、「恐怖心」、「利得心」にあるとしたことで知られます。これはまさにリアリズムの真髄であるとされ、いまでは名誉、恐怖、利益が戦争の3大原因であるというのは有名ですね。この3要素については『戦史』を通じて何度か同じ主旨のくだりがあります。 … 名誉心、恐怖心、利得心という何よりも強い動機のとりことなったわれらは、手にしたものを絶対に手放すまいとしているにすぎな

    トゥキディデスの『戦史』 〜成功体験が生む落とし穴〜 : 海国防衛ジャーナル
  • 武力行使は危機管理の失敗 : 海国防衛ジャーナル

    戦争は計算された結果というよりも、政策の失敗によって起こることの方が多いものです。その失敗がすぐさま戦争へとエスカレートしないために、「危機」という平時でも戦時でもないグレーゾーンがあります。この「危機」の期間を利用して互いの誤解を解いたり、妥協点を探り合ったりすることで、多くの犠牲者を生む戦争を回避するのです。これが国際政治学において危機管理とよばれるものです※1。 「危機が先行せず、突然戦争が発生するなんてことは今日では起こり得ない」※2と言われるように、奇襲の代名詞のような真珠湾攻撃でさえ、1941年夏からの外交的な「危機」期間が先行しています。この「危機」においてどれだけ外交的接触を図れるか、というのが危機管理には重要ですから、対話のチャンネルを最後の最後まで維持することが求められます。驚くべきことに、今般の竹島問題において、駐韓大使が韓国政府に連絡をしたものの連絡が付かなかいこと

    武力行使は危機管理の失敗 : 海国防衛ジャーナル
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