[2011年07月19日(火)] 【コパ・アメリカ】開催国アルゼンチンが敗れた理由 三村高之●文 text by Mimura Takayuki photo by Jorge Mimura アルゼンチンの敗退を語るのに、ウルグアイの渾身のプレイを避けては通れない。 GKムスレーラはPK戦でテベスを止めただけでなく、奇跡ともいえるセービングで再三のピンチを救った。身体を張ったルガーノ、カセレスらDF陣、反則を受けてFKを得ることに専念し相手のリズムを壊したスアレス、ボールを追いまくった中盤、そしてリーダーとなったフォルラン。チーム全員が見事な役割をこなした。 前半38分にペレスの退場で10人になっても、タバレス監督はFWを下げるなどの交替を行なわなかった。この指揮官の強い気迫がチーム全体に伝わったといえる。 アルゼンチンも前半5分に先制されてからは、今大会最高のパフォーマンスを魅せた