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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/8823blue (13)

  • ウェイン・ショーターの不人気な名作 - OLD WAVE

    ■Schizophrenia / Wayne Shorter (Blue Note) 最近はすっかりジャズから遠ざかってしまったサイケおやじではありますが、決してジャズが嫌いになったわけでは、もちろんありません。 ですから、どうにか新年気分が継続している今、勇躍ターンテーブルに乗せたのが、日ご紹介の1枚です。 う~ん、如何にもサイケデリックなジャケットデザインとアルバムタイトル! それは1967年3月10日の録音という、まさにモダンジャズにとってもロックに主導された時代の最先端を意識せざるをえない切迫感があったにちがいない!? そんな独断と偏見をサイケおやじは抱いていますが、流石にウェイン・ショーター(ts) は一筋縄ではいきません。 カーティス・フラー(tb)、ジェームス・スポールディング(as,fl)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、ジョー・チェンバース(ds) と

    ウェイン・ショーターの不人気な名作 - OLD WAVE
    gogatsu26
    gogatsu26 2022/09/25
    “ジャズ喫茶全盛期の頃には、このアルバムのこの曲が流れると、席を立つお客さんも散見された”
  • 由美かおるがワンダーウーマンだったなら - OLD WAVE

    もちろん、皆様ご存じのとおり、「ワンダー・ウーマン」は1970年代になってからリンダ・カーターが主演するテレビシリーズとして相当な数が作られ、我が国でも吹替版が放送されており、その奇想天外というよりも、破天荒なオトボケやご都合主義の心地良さがリンダ・カーターのセクシーな佇まい共々に当時の野郎どもを楽しませてくれたのですから、これがリメイクされないのは、何らかの深い(?)の理由があるにちがいない!?

    由美かおるがワンダーウーマンだったなら - OLD WAVE
    gogatsu26
    gogatsu26 2021/05/29
    “主役のリンダ・カーターの吹替えを担当していた由美かおるが歌ったテーマ曲「愛の冒険者」”
  • 生き残ったビークル - OLD WAVE

    殊更1970年代前半に大きな流行となったブラスロックには様々なバンドが登場し、幾多のヒット曲を放っていましたが、その中でも老舗であろうグループが、1970年に日掲載のシングル盤A面収録「Vehicle」で人気を集めたアイズ・オブ・マーチです。 当時のメンバージム・ペトリック(vo,g,key) をリーダーに、レイ・ハー(vo,g)、ラリー・マイルス(key,vo)、ボブ・バーグランド(b,sax,vo)、マイク・ボーチ(ds,per)、ジョン・ラーソン(tp)、チャック・ソマー(tp) とされていますが、アイズ・オブ・マーチは最初っからブラスロックのバンドではなかったようで、1966年のレコードデビュー時には出身地シカゴをメインとしていたローカルスタアだったと言われています。 しかし格的にブラスセクションを用いたスタイルが固まったのは、小さなヒットを放った後の1969年、新規にワーナー

    生き残ったビークル - OLD WAVE
    gogatsu26
    gogatsu26 2021/05/23
    “ちなみに、このホーンリフって、昭和40年代後半の東映アクション映画、セクシーバイオレンス系の諸作にも度々再利用(?)された、如何にもパクリ易いもの”
  • 宗田まことのワイルド歌謡 - OLD WAVE

    ■夜光虫 / 宗田まこと (フィリップス) 誰が策定したのか、最近の人間は「肉系」と「草系」に分類されるようですが、その真相は分からなくとも、だいたいのムードはオールドウェイヴなサイケおやじにも理解出来るような気がします。 例えば日ご紹介の歌手・宗田まことは、明らかに「肉系」でしょうか。掲載したジャケ写からも、イケイケの肉感的雰囲気が濃厚に表出されていると思いますが、これが出た昭和51(1976)年は、その聴かれるサウンドも雰囲気も、まさに時代の先端であったのですから、もしかしたら既に当時から「肉」「草」の区分が暗黙の了解だったんでしょうねぇ。 なにしろジャケットには「燃えるジャングル・サウンド」なぁ~んて、堂々の記載がある以上、それは聴かずとも中身は充分にご推察のとおり、激しいビートに煽られたワイルド歌謡ポップスの決定版! イントロからウッヒッ、ハッヒッ、ウホホホッ、ハッヒッ

    宗田まことのワイルド歌謡 - OLD WAVE
  • 浜辺の美波里とシャープ・ファイヴ - OLD WAVE

    ■ふたりの浜辺 / 前田美波里 with シャープ・ファイヴ (日コムロビア) 全く陶しい今日この頃、なんとか少しでも早くスッキリ晴れてくれるようにと、ここ数日は夏向きのレコードをご紹介している次第ですが、日はお待ちかねの前田美波里です。 まあ、お待ちかね、なぁ~んて思っているのはサイケおやじの世代でも限られた極一部かもしれませんが、掲載したジャケ写から一目瞭然という抜群のスタイルに凛とした彼女の面立ちは、当時をご存じない皆様にも強いインパクトを与えるであろうと思い込んでいます。 それはまず昭和41(1966)年、某化粧品メーカーのキャンペーンガールとして鮮烈に登場した時から一躍スタアの仲間入りだったんですが、なんといっても日米ハーフ特有の佇まいが日男児を圧倒してくれたのです。 しかも芸名が「びばり / BIBARI」ですからねぇ~~♪ そして当然ながらミニスカや水着姿を惜しげも無

    浜辺の美波里とシャープ・ファイヴ - OLD WAVE
    gogatsu26
    gogatsu26 2020/08/08
    “シャープ・ファイヴは昭和40(1965)年のエレキブームを煽ったテレビ番組「勝ち抜きエレキ合戦」で模範演奏を披露していた特別に上手いバンド”
  • クラシカル・ガスの魅力、そしてギターインストも! - OLD WAVE

    インスト曲でヒットを狙おうと企図すれば、結局歌詞が無いわけですから、そのまんまキャッチーなメロディが必須でありましょう。 もちろん、それはラジオが音楽鑑賞において重きをなしていた時代であればこそ、一発でリスナーの耳と感性を魅了するものが求められますから、演奏やアレンジも大切な要素であることは、あらためて述べるまでもないでしょう。 そこで日掲載のシングル盤A面収録の「クラシカル・ガス / Classical Gas」は、メイソン・ウィリアムスというアメリカ人の作編曲家にしてギタリストでもあった才人が1968年に出した人気曲で、哀愁滲むメロディをクラシックギターというか、ガットギターのフィンガーピッキングでクラシック調に弾き、さらに途中からは幾分大袈裟なオーケストラまでもが導入されるという、これぞっ! 一度聴いたら忘れ難い印象と余韻が残る名曲にして大名演♪♪~♪

    クラシカル・ガスの魅力、そしてギターインストも! - OLD WAVE
    gogatsu26
    gogatsu26 2020/05/04
    “メイソン・ウィリアムスがクラシック調のフィンガーピッキングで弾いていたメロディフレーズをベンチャーズではジェリー・マギーにしろ、ノーキー・エドワーズにしろ、カントリーロック系のリックで聞かせ”
  • チャコヘルはアイドルロックの頂点 - OLD WAVE

    ■愛してる愛してない c/w モーター・サイクル・ベイビー / チャコとヘルス・エンジェル (RCA) ニッポンのロックは明らかにGSからの流れを無視出来ず、何をもって一線を画すのかは微妙なところでしょうが、しかしアイドル性を重視すれば、どんなに優れたバンドであっても軽くみられたのが「昭和」という時代です。 中でも日ご紹介のチャコとヘルス・エンジェルは、昭和48(1973)年にデビューするや、忽ちにして人気バンドになったものの、そのあまりのアイドル指向の強さにロック魂を抜かれたグループとして、硬派な野郎どもからは相手にされなかったわけですが……。 当時の洋楽的な視点からすれば、チャコとヘルス・エンジェル=チャコヘルはイギリス発祥のグラムロック~ティーンポップ系バンドの路線を極めて歌謡アイドル風に焼き直して成功を得た点だけでも、実は密かに今も忘れられていないバンドのひとつだと思います。 メ

    チャコヘルはアイドルロックの頂点 - OLD WAVE
  • 黛ジュン絶頂期の名盤シングル - OLD WAVE

    ■雲にのりたい c/w 愛がほしいの / 黛ジュン (東芝) 連日のギラギラ太陽と強烈な青空、そこに浮かぶ白い雲を見ていると、必然的に思い出すのが、日の1枚です。 ご存じ、黛ジュンが昭和44(1969)年6月に出した日歌謡史に残る傑作シングル盤といって、過言ではないでしょう。 まずA面はジャケットにも記載があるとおり、当時の芸能雑誌「平凡」で一般募集した歌詞に鈴木邦彦が曲をつけたもので、当然ながら作詞には、なかにし礼のフォローが入っているものの、なかなか夢のあるフォーク歌謡調の仕上がりは大ヒットの条件を全て満たしています。 そして黛ジュンの歌唱は決して爽やかさ優先モードではなく、微妙な粘っこさの隠し味が当に素敵♪♪~♪ 一方、B面がこれまた素晴らしく、こちらはイントロから炸裂するニューロックなエレキギター、さらにヘヴィにドライブしまくったエレキベースを核とした力強いビート溢れる演奏を

    黛ジュン絶頂期の名盤シングル - OLD WAVE
    gogatsu26
    gogatsu26 2019/04/16
    “B面がこれまた素晴らしく、こちらはイントロから炸裂するニューロックなエレキギター、さらにヘヴィにドライブしまくったエレキベースを核とした力強いビート溢れる演奏”
  • ラマタムとエイプリル・ロートンの愛おしさ - OLD WAVE

    ■Whiskey Place / Ramatam (Atlantic / ワーナーパイオニア) 1970年代初頭のロック界でひとつの流行だったのが、所謂スーパーグループ! 言うまでもなく、そこに集う面々各々は、既に名を成していたバンドでの在籍経験やヒット曲を出したミュージシャンというキャリアの持ち主であり、特にクロスビー・スティルス&ナッシュ=CS&Nが大成功して以降は様々な新グループが誕生していましたが、日ご紹介のラマタムも、そのひとつとして、1972年のデビュー当時はかなり話題になったバンドです。 なにしろメンバーはブルース・イメージからアイアン・バタフライを渡り歩いたマイク・ピネラ(vo,g)、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのミッチ・ミッチェル(ds) が中心というだけで、これはハード&ヘヴィなサウンドは既にお墨付きと納得させられるものがあったんですねぇ。 さらにプロデュー

    ラマタムとエイプリル・ロートンの愛おしさ - OLD WAVE
    gogatsu26
    gogatsu26 2019/03/31
    “所謂スーパーグループ”
  • エジソン・ライトハウスの悠久 - OLD WAVE

    ■恋のほのお / Edison Lighthoues (Bell / CBSソニー) ラジオが未だ大きな力を持っていた1970年代には、とにかくストレートに聴覚へ訴える素敵な歌や演奏が必要とされていましたから、必然的に良いメロディや歌詞を書ける職業作家、そしてイヤミの無い個性を持った歌手や演奏家の大きな需要がありました。 つまり所謂「バブルガムサウンド」の類似として、サッと覚えて、スゥゥ~と忘れられながら、実は何時までも心に残るシングルヒットが求められ、それを狙った業界の動きも現代と比較すれば、特に活発化していた時期だったと思います。 このあたりの事情は、以前にホワイト・プレインズの「恋に恋して / My Baby Loves Lovin'」でも書いたとおりなんですが、他にもそうした歌の代表格として、永遠の傑作シングル曲となっているのが、我国でも昭和45(1970)年に驚異的に大ヒットした

    エジソン・ライトハウスの悠久 - OLD WAVE
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    gogatsu26 2018/06/30
    “所謂「バブルガムサウンド」の類似として、サッと覚えて、スゥゥ~と忘れられながら、実は何時までも心に残るシングルヒットが求められ、それを狙った業界の動きも現代と比較すれば、特に活発化していた時期だ”
  • クリス・モンテスのちょいヤバの魅力 - OLD WAVE

    ■愛の聖書 / Chris Montez (A&M / キングレコード) 音声による情報の伝達がラジオの特性ですから、そこから生まれる流行歌の依存度は、持ちつ持たれつでしょう。 ですから、歌っている人がリスナーにとっては、てっきり女性? と思ってしまうほど、オカマチックなヒット曲が流行っても、それはそれで楽しいものがありました。 例えば昭和44(1969)年にバカ当たりした日ご紹介の「愛の聖書 / Nothing To Hide」は、クリス・モンテスという、ジャケ写を見れば、なんとなくボテ腹疑惑も濃厚な男性歌手がフワフワと歌った、所謂ソフトロックなんですが、当時のAM放送から流れる声質には大袈裟なほどの中性志向、いや、中性指向と書くべきかもしれないほどの曖昧さが良い感じ♪♪~♪ しかもバックの演奏が、その頃の典型的なA&Mサウンドで、柔らかなオーケストラアレンジに打楽器のスパイスが微妙

    クリス・モンテスのちょいヤバの魅力 - OLD WAVE
    gogatsu26
    gogatsu26 2018/01/28
    “辺見マリが翌年に放ったメガヒットの「経験」”…“「経験」を書いた村井邦彦の、ネタ元よりも良い曲を作ってしまう才能は流石であり、同時にA&Mサウンドに敬意を表した川口真のアレンジの功績も侮れません”
  • 美しきザ・ヴァイオレッツのゴスペルソウルな歌謡曲 - OLD WAVE

    ■スウィート・インスピレーション c/w 自由への讃歌 / ザ・ヴァイオレッツ (ミノルフォン / ハーベスト) 日のご紹介も、先日の出張で釣り上げてきたシングル盤です。 ザ・ヴァイオレッツはジャケ写からも一目瞭然、全くサイケおやじ好みという美しいお姉様三人組のコーラスグループ♪♪~♪ もちろんルックス優先だけではない、凄い実力派として昭和40年代前半にはテレビにも出演するほどの活躍でしたが、その結成は昭和37(1962)年頃だったと言われています。 メンバーは草山ます美、草山留三子、草山水映子ですから、つまりは三姉妹ということで、そのコーラス&ハーモニーワークは最高の極み! そして恐らくはデビュー曲と思われる「ふるさとの匂い」を小ヒットさせたのですが、そのゴスペルフィーリングを秘めたグルーヴィな黒人ノリを歌謡曲、あるいは歌謡フォークに活かした味わいは当時、実に新鮮でした。 で、このシン

    美しきザ・ヴァイオレッツのゴスペルソウルな歌謡曲 - OLD WAVE
  • 深紫の迷走 - OLD WAVE

    ■Hallelujah c/w April part-1 / Deep Purple (Harvest / 日グラモフォン) 意想外に好評という一連のトホホ系ジャケットご紹介の流れの中で、流石にこれはど~しようかなぁ……、と思いつつ、やっぱり掲載してしまったのが、日の1枚です。 ご存じ、偉大なるハードロックの王者と言えば、第二期ディープ・パープルに異論は無いはずなんですが、それにしても、このジャケットは大問題!?!? ウリのA面曲「Hallelujah」はオリジナルメンバーのロッド・エバンスとニック・シンパーがグループを去り、ジョン・ロード(key)、リッチー・ブラックモア(g)、イアン・ペイス(ds) にイアン・ギラン(vo) とロジャー・グローヴァー(b) の2人が新参加した1969年初夏、その第二期では最初の公式音源というスタジオレコーディングでありながら、日盤シングルに用いら

    深紫の迷走 - OLD WAVE
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