母国語を話すだけでいじめられた ETV特集「ソフィヤ 百年の記憶」(2023年3月18日放送)は、在日ウクライナ人のソフィヤさんが、自身の先祖がロシアから受けた苦難の歴史を家族と一緒に掘り起こすという、異色のドキュメンタリーであった。 番組タイトルに「ソフィヤ 百年の記憶」とあるが、ソフィヤさんの曾祖母が同じ名前の「ソフィヤ」で、ちょうど100年前のウクライナに住んでいて、ロシア(ソ連)の占領下を生きていたことに番組名が由来している。 今回は、このETV特集にも触れつつ、ウクライナとロシアの100年の歴史を紐解いていこう。番組の放送は終了してしまったが、NHKオンデマンドで観ることができる。さながら一本の映画を観ているような力の入った構成であった。 番組で強調されていたのは、在日ウクライナ人たちが、これまであまり意識をしてこなかった「祖国・ウクライナ」を強く誇りに感じるようになったというこ
![394万人が餓死した…ウクライナの歴史に刻まれた「ロシアへの怒りとトラウマ」【100年前から「憎しみの連鎖」は続いていた】(小倉 健一) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/afd8c414b1221d4489a91e5f373c302cc39bcee9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fe%2F4%2F1200m%2Fimg_e43292ec2b0c5766f3400cf13a6dde9168501.jpg)