ひきつづき、本家エントリ「『新しい無神論者』の非寛容と、ほんの少しの希望」へのコメントへの回答を続ける。 a-geminiさんは、ドーキンスに関するわたしの記述がミスリーディングだと批判している。「ブクマコメントに一斉お応え」の弁明を読んだうえで、それでも納得がいかないとして次のように言う。 一番変だと思ったのは最初の文書の以下の箇所。 ドーキンスらによれば、肝心なことは理性を尊重し、根拠の無いことを事実だと信仰しないことだという。たとえばスターリンら共産政権の指導者たちはたしかに無神論者ではあったかもしれないが、恐怖政治や個人崇拝の制度を作り、かれら自身が信仰の対象−−理性の審判を受け付けないもの−−となってしまったために間違いをおかした。すなわち対象が神であれ指導者であれ問題なのは信仰であり、理性こそ世界のあらゆる問題に対する答えなのだという。 こうしたユートピア思想と選民思想(自分た