ジュンク堂に行ったら「アテネ文庫」の復刻をやっていた。 http://www.junkudo.co.jp/atene.htm 同文庫は、1948年から64ページだてで発行されていたもので、10年ほど続いた。 いろいろ面白そうな本があったけど、丸山政男(真男ではない)という元陸軍大将中将の『ソヴェートの市民生活』を買って即日読んだ。 http://www.koubundou.co.jp/books/pages/00108.html 終戦直後のスターリン体制下のソ連国民の生活が賃金、労働、家庭生活などに分けて書かれている。この種の知識は別段こうした復刻で読まなくても、まあなんでもいいけど手元にある村瀬興雄『世界の歴史15』(中公文庫)みたいなものを読んでもだいたいのところは得られる。それもきわめて批判的に。あるいは、労働という面に関してだけいえば、トロツキーの『裏切られた革命』のなかの「労働生