日経平均株価の推移(2015年4月1日~16年3月末まで) 2015年度末を迎えた31日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は前年度末と比べて2400円余り値下がりし、1万6758円67銭で取引を終えた。年度末の株価が前年度を下回るのは東日本大震災が起きた10年度以来5年ぶりで、12年12月に第2次安倍晋三内閣が発足して以降初めて。東京外国為替市場の円相場は1ドル=112円台と前年度末と比べ約8円上昇した。 円高を受けて好調だった企業業績が減速した。中国など新興国経済の先行きに対する不安や原油安も加わり、投資家が慎重になった。年度末株価は年金や退職金の積立金、企業決算への影響が大きい。