有限要素法による構造物の応力・ひずみ解析の基本手法 1. 目的 有限要素法(FEM,Finite Element Method〉は,最も有用な数値解析法の 一つとして,構造解析,熱伝導,流体力学,電磁気学等を含めた理工学分野で 複雑な非線形問題に広く用いられているものである。その実用は広範にわたり, 例えば,環境分野では大気や川,湖,大洋の汚染に,また力学の解析として, 航空機の強度計算,船の解析,土木・建築物の力学解析,自動車の設計,金属 材料強度の計算等に,近年,医療分野では眼球,血管,骨等の応力解析にまで 拡大している。 本演習では,有限要素法の基本的考え方および手法を理解し,汎用ソフトを 使った実例計算を行う体験学習である。また,この演習を通じて計算機による 数値計算,データ処理,図表の作成等を習得する。 2. 有限要素法とは? 連続体の応力・ひずみ解析において,常に間題となるの
2024/04/04 フリーソフト「かんたん壁式構造」を公開しました 2024/03/05 購入申込書の書式を一部変更しました 2024/01/17 Android版「スマホで構造計算」に「RC大梁」「RC柱」を追加しました 2023/12/12 「チャート8」シリーズの USB プロテクトキーの交換について ( 再掲 ) 2023/11/01 「かんたん平面骨組」「かんたん立体骨組」に強制変位の機能を追加しました 2023/10/18 iPhone版「スマホで構造計算」に「RC大梁」「RC柱」を追加しました 2023/10/10 「RCチャート8」にCSVファイルの読み込み機能を追加しました 2023/10/04 iPad版「建築構造ツールボックス」に「RC大梁」「RC柱」を追加しました 2023/08/24 プロテクトキー交換時の宅急便による発送について 2023/06/29 iOS版
節点の剛性マトリクスとは「全体座標系であらわされた剛性」であり、同時に「骨組全体の剛性」をパノラマ的にあらわすものです。そこで、これを全体剛性マトリクスと呼んだりします。 今回の内容は、(前回述べた手順で作成した)全体座標系に変換された部材の剛性マトリクスを、どのようにして全体剛性マトリクスに組む込むのか、というものです。 全体剛性マトリクスの作成にはいくつかの方法がありますが、ここでは、もっとも合理的でかつ分かりやすい(と私が思っている)方法を紹介することにします。 使用する例題は下のような「山形ラーメン」です。 (例によって、節点は塗りつぶした四角形であらわしています。また、丸で囲んだものが「節点番号」、四角で囲んだもが「部材番号」ですが、これらの番号は以後の説明の便宜のためにつけているもので、それ以上の意味はありません。) さて、まず最初に考えるべきなのは、この骨組にはいったい何個の
2.FEM(有限要素法)基礎理論 戻る 1. 離散化とは 弾性体に加重がかかる場合通常の材料力学で応力や変位をもとめるには、現象を表現するつりあい方程式(一般的には編微分方程式)を解く事となる。 たとえば肉の平板が分布荷重qうける場合のたわみδの微分方程式は以下となる。 複雑な境界条件の元にてこれを解きδを求めるのは一般に不可能な場合が多い。 単純な長方形板ではなく、 複雑な形状の部材となればなおの事、編微分方程式は解が存在しなかったり、 解く事は難しい。 この欠点を克服するために考え出されたのが有限要素法、 すなはち”離散化素分割)によって複雑な形状の解析対象物を簡単な形状の要素 の集合体としてとらえ各々要素についてたてた釣り合い方程式を対象物全体の方程式に組み上げて解く。” というものである。 離散化の前提条件: ・ 隣り合う要素間では節
マルチグリッド法 概要 数値解析 手法の代表的手法のひとつに有限要素法があります。この方法では、最終的に大規模な連立方程式を解く必要があり、解析時間の大部分 はこの計算に費やされます。この連立方程式の係数行列が大規模で疎行列(ほとんどの成分が零である行列)となります。従来、この連立方程式の解法には前処理付き共役勾配法の一種であるICCG(Incomplete Cholesky Conjugate Gradient Method )法が広く使われてきました。これ は,ICCG法が他の反復法に比べて収束性がよく、また種々のパラメータ変動に対してロバストだからです。近年、この連立方程式の解法としてマルチグリッド法が注目されています。マルチグリッド法は連立方程式の未知数nに対してo(n)で 計算できることが知られています。そのため解析の規模が大きくなればなるほど、ICCG法よりも高速に解くことが
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