生態学のためのベイズ法 (ISBN978-4-320-05678-7) Michael A.McCarthy 著 野間口 眞太郎 訳 菊判,336頁 ●内容 ベイズ法は,生態学が扱うような様々な形式をもつデータに対して,柔軟に対応する統計方法である。その点,ネイマンやピアソンらの確立した頻度主義的統計学のように,方法の形式に合わせてデータを採集しなければならない統計学とは異なる。これから生態学的研究を行おうとする若い学生,研究者にとって,ベイズ法は必須のデータ解析法になりつつある。 本書は,生態学のデータを解析しようとする学生,教員,研究者,技術者,その他の関係者にベイズ法を解説する入門書である。近年,コンピュータシミュレーション技術の発達と相まって,ベイズ解析の解を手軽に求めることができるようになった。そのため,欧米では,生態学のデータをベイズ法で解析する方法を推奨する本が,