みんなの党は19日、両院議員総会を衆院議員会館で開き、解党することを賛成多数で決めた。所属議員20人(衆院8人、参院12人)のうち13人が賛成した。これにより、自民、民主二大政党に対抗する第三極の一角が消滅。所属議員は、民主党や維新の党への合流や新党結成を模索する。 みんなの党は2009年8月、渡辺喜美、江田憲司両氏らが中心となって結成し、12年の前回衆院選では18議席を獲得した。しかし、渡辺氏の党運営に反発した江田氏が昨年12月に離党して分裂し、今年4月には渡辺氏が巨額借入金問題で代表を辞任。野党との連携を強める浅尾慶一郎代表と与党志向の渡辺氏の対立が深刻化していた。