東尋坊(とうじんぼう)は、福井県坂井市三国町安島に位置する崖。越前加賀海岸国定公園の特別保護地区に指定されている[1]。 概要[編集] 日本海に面した海食崖で、険しい岩壁が続き、最も高い場所で約25mの垂直の崖がある。東尋坊を構成する岩は、輝石安山岩の柱状節理で、これほどの規模を持つものは世界に3ヶ所だけであり、地質上極めて貴重とされ、国の天然記念物および名勝に指定[2]されている。観光地として開発されており、遊歩道や遊覧船、展望用のタワーや商店街などもある。 地名の由来は、乱暴あるいは恋愛関係で恨みを買って此処から突き落とされた平泉寺(勝山市)の僧の名前による[3]。 座標は、世界測地系では北緯36度14分16秒 東経136度07分31秒 / 北緯36.23778度 東経136.12528度、日本測地系では北緯36度14分5秒 東経136度07分41秒 / 北緯36.23472度