やや祭り(ややまつり)は、山形県東田川郡庄内町千河原(ちがわら)地区に伝わる裸祭り。地区の八幡神社で行われる。地区の少年たちが、上半身は裸、下半身にケンダイと呼ばれる腰蓑をつけた姿で参加する[1]。 祭りの起こり[編集] むかし、第十五代応神天皇の皇子である大山守命(オオヤマモリノミコト)が謀反にあい、現在の千河原に逃れたという。村では草分け弥左ェ門の産部屋に身を隠していた。大山守命は、身重の妊婦が自身の苦しみも忘れてかくまってくれたことに感謝し、「私はたとえ死んだとしても、神となってあなたの身を守ろう。また、世の女の安産を祈ってやろう。もし難産の場合は私の名を唱えよ。必ず助けてつかわそう」と言った。この話から、千河原の八幡神社は安産と子孫繁栄の神様を奉る神社となった。 その八幡神社において、村の若者が子孫不足解消のためにみそぎを奉納し、お百度を踏んで子孫繁栄を祈ったのがやや祭りの起こりと