ビジネスの世界で注目されるコーチング。知識としては知っていても、体験する機会は少ないだろう。そんな中、「Experiencing the Art of Possibility~コーチングを実証する」というテーマで興味深いイベントが開催された。その様子を紹介する。 ■誰もが持っている「可能性」 「『可能性』とは、誰もが持っている力。人を可能性の世界に導くのがコーチの仕事であり、それは誰にでもできることなのだ」 ボストン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者であり、団員指導の経験からコーチとしても活躍中のベンジャミン・ザンダー(Benjamin Zander)氏が7月30日、「コーチングフォーラム2006『Experiencing the Art of Possibility~コーチングを実証する』」(コーチ・トゥエンティワン、コーチ・エィ共催)での講演で繰り返し伝えていたのはこのメッセージだった