ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。
がん消滅の秘訣は「半殺し」にありました。 アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)で行われた研究によれば、マウスの体から切り取った、がん細胞のDNAをズタズタにして(半殺しにして)、再び腫瘍に戻したところ、免疫療法の治療効果が大幅に上昇したとのこと。 新たに開発された「半殺し」法は、黒色腫と乳がんに対しても効果を発揮し、免疫療法の併用によってマウスの40%において腫瘍が完全に消滅しました。 しかし、いったいどうして一部の細胞を「半殺し」にして戻すだけで、免疫システムは腫瘍全体を攻撃し始めたのでしょうか? 研究内容の詳細は10月19日に『Science Signaling』に公開されています。 Chemotherapy-Injured Tumor Cells Boost Anticancer Effectiveness of Immune Checkpoint Inhibition ht
氷は普通ガラスのように固くて壊れやすいもの、という印象があります。 しかし、中国の浙江(せっこう)大学の研究チームは、まるで針金のように弾力性を持ち、ぐにゃりと曲げることができる水氷の作り方を報告しています。 研究の詳細は、7月9日付で科学雑誌『Science』に掲載されていて、またこの中国チームの研究概要を説明するダートマス大学の論文も同号の『Science』に掲載されています。 Making bendable ice by growing single-crystal microfibers(phys) https://phys.org/news/2021-07-bendable-ice-single-crystal-microfibers.html Scientists Have Created a New Bendy And Flexible Form of Ice(science
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