iPadを待ちながら:我々はどれくらい自由であるべきなのか 2010年2月12日 (これまでの yomoyomoの「情報共有の未来」はこちら) 先月末に Apple により発表されたタブレット型コンピュータ iPad についての賛否も一通り出尽くした感があります。 Apple がタブレットを出すという話は昨年末の段階で噂というより既成事実化しており、また個人的にはちょうど3年前の iPhone の発表が最も衝撃を受けた製品発表だったため、どうしてもそのときと比べてしまうのもあり、大方予想通りというか、むしろいささか肩透かしですらありました。 ワタシは何も iPad がダメだとか成功しないと言いたいのではありません。実際 iPad は(控えめに言って)それなり以上に売れるでしょうし、少なくとも電子書籍、電子出版の分野に多大なインパクトを与えるでしょう。 しかし、単なる機能面の満足/不満足に留
You are here: Home / 出版のテクノロジー / e-Reader / Kindle vs. iPad (2):交錯するプラットフォーム はしゃぎすぎというか、iPadについてはあまりに乏しい材料に対して、あまりに礼賛記事が多い。明らかにKindleを圧倒してほしい大手出版社の願望が混じっているようだ。こういう時は、事実を正確に評価し、同時にテクノロジーとビジネス、マーケットの3つの面から、iPadとKindleがそれぞれ何にチャレンジしているかを見極める必要があると思う。少々退屈かもしれないが、お付き合いいただければ幸いである。 まだiPadの実力を評価できる材料はない 予想通り、iPadへの反響は大きかった。しかし、Googleの Nexus One だってそうだ。発売前の大ヒットというわけで、1ヵ月で8万台と予想したアナリストは誰もいなかったろう(筆者も10万を切ると
Appleが発表したiPadの主要ターゲット市場として、教育分野があるといわれているが、先月1月27日に開催されたスペシャルイベントで同社CEOのSteve Jobs氏はこの件についてほとんど語らなかった。だが水面下では、教科書や教材などの電子化を進めるプロジェクトが業界関係者らの取り組みにより進んでいるようだ。 米Wall Street Journalの「Textbook Firms Ink E-Deals For iPad」という記事によれば、電子機器向けの教育コンテンツのノウハウを持つ米ScrollMotionが、複数の大手教科書出版社との提携で教科書の電子化を進めているという。具体的には教科書アプリケーションの開発のほか、テストの予習、学習ガイドなど、iPadのようなデバイス向けにアプリやコンテンツを用意するというものだ。 このプロジェクトに参加している教育出版社は、以前にも挙がっ
間違った方法でいくらハードトレーニングをしても、スポーツ選手としての成長はないように、 間違った方法で何千冊読書しても、思考も見識も洞察もたいして深まらない。 最小の努力で最大の筋力を得られる筋力トレーニングがあるのと同じように、 最小の努力で最大の見識を得られる読書スタイルというものがある。 実際、たくさん本を読んでいるのに空回りばかりしている人はよくいるし、 ほんの数冊の本を読んだだけで、驚くべき成長をする人もいる。 その違いは、具体的にはどこにあるのだろうか? よく「文章の論理構造の理解が一番大切だ」と言う人がいるが、文章の種類によっては、この固定観念が癌になる。 論理構造の理解は確かに必要なのだが、それを優先して文章を読解しようとすると空回りして不毛な誤読をして、結局、一番肝心な部分が分からないままになってしまうことが多い。 最優先でやるべきは、作者や登場人物の情動回路を自分の脳内
モバイル広告には、まだまだビジネスチャンスがある! アプリケーション提供のビジネスモデルとして、最近国内でも熱く語られるのが広告モデルだ。最近ではGoogleによるAdMob買収など、モバイル広告に関する動きも注目を集めるようになってきた。とはいえ、Web上の広告ネットワークと違い、モバイルの広告ネットワークはまだまだこれから。決してGoogleの一人勝ちではない。モバイル広告に関する現状と、今後の展望/戦略を知る。 アプリ開発者は広告で食べていける? のっけからネガティブな話で恐縮だが、既存のモデルを前提とした広告収入のみで十分な収益を得ることは難しいことを、定量的な数値をもとにバッサリと切っておきたいと思う。 まず、広告市場全体で見てみよう。GDP比で見ると、日本では1.3%前後(電通『日本の広告費』)、米国では2.0%前後(U.S. Annual Advertising Spendi
社内にライツ管理のエキスパートがいるためか、あるいは普通に世のトレンドとなっているからか、メディアやコンテンツ業界の次の仕組みやビジネスモデル、あるいは、個々の書き手作り手はどのようなやり方を組んでいけばいいのかという検討にしばしば関わっている。 というようなところで開催された、「2010年代の出版を考える」というイベントと、小林弘人氏がGLOCOMで講演した次の業界モデルを考えるイベントが奇しくも続いてあり、その鮮やかな対比に業界の置かれてる状況が炙りだされているように感じていた。 メディアをとっても出版をとっても、なんとかしなきゃまずいという意識は各所であり、実際に試みもおきているものの、規制から商習慣まで非常に入り組んだ業界の出来ごとであり、且つ関係者も多いことから、万人が幸せになる竹を割ったような解決策を魔法のごとく考え出すというのは難しい。 実際関わっていても、相談者それぞれの立
Akito Inoue @hiyokoya6 ということで、小林弘人「メディア・アフター・マスメディア」を、以後 ハッシュタグ #glocom でゆるくtsudaっていきます。 2010-02-04 15:12:28
リクルートの旅行カンパニー内に設置されている調査・研究組織「じゃらんリサーチセンター」はコロプラと組んで、携帯電話ゲーム「コロニーな生活☆PLUS」と連動したバスツアーを8月29日〜30日、9月12日〜13日の2回開催した。ここでは、9月12日のバスツアーの様子を紹介する。 コロニーな生活☆PLUSは、ユーザーの位置移動距離に応じてゲーム内の通貨がたまり、その通貨を使ってゲーム内の島を発展させていくゲーム。場所に応じて異なる「お土産」アイテムが購入できるため、さまざまな土地をまわってゲーム内通貨をためるとともに、その地方限定のお土産アイテムを購入できるというのが、このバスツアーの売りとなっている。それぞれの回で64名ずつ、合計128名が参加した。 リクルートの旅行カンパニー内に設置されている調査・研究組織「じゃらんリサーチセンター」はコロプラと組んで、携帯電話ゲーム「コロニーな生活☆PLU
僕の母校でもある慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)には、インキュベーション施設がある。ただレンタルオフィスを用意するだけでなく、企業のコネクションやアドバイザリー制度、そして卒業生がメンターとして関わる人的な関係性が提供されており、起業する学生やアイデアをカタチにしたい人たちの強い味方となっている。 そんなインキュベーション施設の一室にオフィスを構えるのが、iPhoneアプリの開発を手がけるパンカクだ。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の印南一路研究室「サイバービジネスの実践」プロジェクトから生まれた会社で、社名は「出版革命」に由来する。この会社の特徴は、大学で研究が進められている“今”の技術をビジネスに結びつけようとしている点だ。 同社で代表取締役社長を務める柳澤康弘氏によれば、パンカクが手がけているのは、次のような事業だ。 「パンカクを起業したのは2007年の2月1日。ユー
内容:「PrintWhatYouLike」は、ウェブページの特定エリアだけを印刷できるウェブサービスだ。印刷に必要なエリアだけをマウス操作で選択し、広告など不要なエリアのないスッキリとした状態でウェブページをプリントできてしまうのである。 ウェブページを印刷する際、不要な広告やメニュー、ムダな空白スペースなどがあわせて印刷されてしまい、用紙のムダ遣いになることは多い。コンテンツのみが印刷できるよう専用の印刷ページを別途用意しているサイトもあるが、レイアウトが必ずしもユーザ側のニーズに合っているとは言い難い。 こうした場合に便利なのが「PrintWhatYouLike」だ。これは、印刷に必要なエリアをブラウザ上でマウス操作で選択することにより、広告など不要なエリアのないスッキリとしたウェブページをプリントできるというサービスだ。 操作方法は非常にシンプル。対象となるウェブページのURLを入力
気になる女性の口から出た思わせぶりなあの言葉。偉大なる先人が遺したあの名言。 時としてあなたに夢や希望を与えてくれるそんな言葉たち。 しかし、その末尾には、世の男性達を絶望へと誘う一言が添えられていることを、あなたは知っていましたか?
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