社内にライツ管理のエキスパートがいるためか、あるいは普通に世のトレンドとなっているからか、メディアやコンテンツ業界の次の仕組みやビジネスモデル、あるいは、個々の書き手作り手はどのようなやり方を組んでいけばいいのかという検討にしばしば関わっている。 というようなところで開催された、「2010年代の出版を考える」というイベントと、小林弘人氏がGLOCOMで講演した次の業界モデルを考えるイベントが奇しくも続いてあり、その鮮やかな対比に業界の置かれてる状況が炙りだされているように感じていた。 メディアをとっても出版をとっても、なんとかしなきゃまずいという意識は各所であり、実際に試みもおきているものの、規制から商習慣まで非常に入り組んだ業界の出来ごとであり、且つ関係者も多いことから、万人が幸せになる竹を割ったような解決策を魔法のごとく考え出すというのは難しい。 実際関わっていても、相談者それぞれの立
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