沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、鹿児島県・徳之島への基地機能移転に反対する県民集会が8日、約5000人(主催者発表)が参加し、鹿児島市中央公園で開かれた。鳩山首相との7日の会談で、受け入れ拒否を伝えた徳之島の3町長や伊藤祐一郎知事も出席し、3町長は「民意は断固反対」と訴えた。 「絆」「怒」の2文字が書かれたパネルが置かれたステージで、徳之島出身者や主婦ら4人が「沖縄の痛みは、分け合うものではなく、なくすものだ」などと意見表明。参加者が「徳之島の心はひとつ」「基地はいらない」などと書いたプラカードを掲げてこたえた。 大久保明・伊仙町長は「沖縄の基地負担をなくすのは、軍縮以外に方法はない。鹿児島県内に基地を造らせないという思いを共有していただき、今後も支援を」と訴えた。大久幸助・天城町長、高岡秀規・徳之島町長もそれぞれ受け入れ拒否をアピールした。 伊藤知事は当初、一部の政党が参加していない