ヒット商品は数あれど、皆が持っているのは一握り 御社の商品をご自分で使ってみて「これは売れそうだな」と思ったりもするんですか。 宮本:いいえ、逆ですね。ほとんどの商品は「売れないだろう」と思います。どちらかといえば自分では欲しくない(笑)。こう言うと語弊がありますが、要するに、ほんの一握りの人にしか受けない商品をあえて開発していますから、どうしてもそうなるんです。 会議でいつも言うのは「万人受けする商品は要らない、10人に1人が受ける商品を作れ」ということ。10人のうち8人が欲しくなるような商品は当社には向いていません。例えば、日経MJに毎年、ヒット商品番付が載りますね。おかげさまで、当社の商品はこれまでに3つ載っているんです。「ポメラ」と「ショットノート」と「デジタル耳せん」。売れ行きで言えば、ポメラはそこそこ売れましたが、あとの2つは大したことはないです。 だから、ヒット商品って何なん
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