Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 スイス・チューリッヒ工科大学の研究チームが開発した「Controlling Style and Semantics in Weakly-Supervised Image Generation」は、ユーザーが手描きで大雑把に指定したマスク(画像処理ソフトなどで使われる領域指定)とテキスト記述や属性から、もっともらしいリアルな絵を生成する深層学習フレームワークだ。 手描きマスクからリアルな絵を生成する従来の技術には大規模なラベル付きデータが必要で、複雑な形状やオブジェクトから構成される絵の合成はできなかった。オブジェクトを削除すると不自然な部分が残ってしまう問題もあった。 今回の手法では、オブ
![手軽にリアルな絵を生成 粗いマスク指定とテキスト入力で](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/38c8e0ea771c71987ca6293e118bc48fec54b3bf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F2103%2F24%2Fcover_news036.png)