消防団の操法大会(C)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 毎年数千人の人が集まる「全国消防操法大会」(YouTubeより) 新型コロナの感染拡大が続く中、地域住民たちで構成される消防団が消火の技術を競う「全国消防操法大会」が、予定どおりの実施を見込んでいる。全国大会は10月だが、それに伴い市大会や都大会も控えており、すでに訓練を始めているところもある。50年以上の歴史があるこの大会。だが、コロナ禍で中止を決めない運営側のスタンスに、SNS上では全国の団員たちから不満の声が噴出している。 【写真】数千人が集う「消防団の全国大会」 コロナを機に批判が強まった形だが、消防団の「理不尽な組織風土」を非難する声も散見される。全国約2200の消防団の活動の多くは健全に励んでいると思われるが、取材した各地の団員たちが口にしたのは、パワハラ、訓練への強制参加、コンパニオンを呼んだ全裸の飲み会、退団拒否と