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  • 「あんまりイキがるとマジで殺るぞ!」なぜ暴力団幹部2人は歌舞伎町で中国人マフィアに銃撃されたのか | 文春オンライン

    2002年9月27日、新宿区歌舞伎町の風林会館1階にある喫茶店“パリジェンヌ”で、住吉会系幸平一家の幹部2人が、男数人に拳銃で襲撃されるという事件が起きた。被害者は幸平一家の幹部、X(34)とY(36)。時刻は19時前、人が繰り出し始めた夜の街、歌舞伎町は一時騒然となった。 「パリジェンヌ事件」と呼ばれるこの事件は、世間一般にはあまり有名ではないが、警察関係者には広く知られている。警視庁に外国人犯罪や暴力団組織を格的に取り締まる「組織犯罪対策部」が設置されるきっかけとなったからだ。事件の概要や当時の歌舞伎町について、当時の警察関係者に話を聞くことができた。 カラオケが原因で中国人マフィアグループといさかいに その日、店の奥まった席でXとYは、中国人マフィアらを待っていた。2人は、正面入り口の自動ドアが開く度に鋭い視線を向け、相当に緊張していたらしい。当時のパリジェンヌは古びた純喫茶風の作

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  • AV史上最大規模 無修正動画の中国サイト大量流出に業界が危機感 | 文春オンライン

    10月中旬頃から中国のサイトにアダルトビデオの無修正動画が大量流出し、不正に販売されていることが「週刊文春」の取材でわかった。小誌が確認したところ、流出した動画は約120にも及んでいる。 AVメーカー関係者が語る。 「業界最大手のソフト・オン・デマンド(SOD)の作品が約50と最も多く、他にプレステージなど人気メーカーの作品も含まれていた。過去には有名監督がマスターテープを持ち出して流出させた事件や、業界を辞める人間が小遣い稼ぎに持ち出すケースもあったが、数は少なかった。今回は史上最大規模の流出事件です」 問題のサイトでは違法動画が150~100ドルでダウンロード販売されており、人気トップ女優の作品も多数含まれている。こうした動画の削除は可能なのか。ITジャーナリストの篠原修司氏が解説する。 「サーバー運営者に違法動画であることを証明した上で削除依頼を出しますが、対応してくれない場

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  • 「私はジュリーを残します。自分の子だから」 ジャニーズ事務所会議室内で起きた、メリーさんの“5時間説教”と“公開粛清” | 文春オンライン

    「瞬間湯沸かし器型の感情の激しい人だが、実に女である」 メリー氏の夫であった作家の藤島泰輔氏(故人)はを評してこう語ったというが、言い得て妙というべきだろう。彼女はまさに“怒れる女帝”だった。2015年当時は「週刊文春」のデスクだった筆者(現「文藝春秋」デスク・渡邉庸三)が、氏の謦咳に接したのは3度きりだが、対面時間は合計約10時間に及ぶ。その間メリー氏は誇張でなくずっと怒り続けていた。記者側の発言は計10分にも満たなかったのではないか。 ジャニーズのタブーに切り込んだ なぜ我々はメリー氏の逆鱗に触れたのか。それは我々が取材の中で、アイドル帝国・ジャニーズのタブーに切り込んだからだ。 まずは、私が身を以て体験したメリー喜多川という傑物について、しっかり記録しておきたい。今となってはますます貴重となった、6年半前に行われたメリー氏への「5時間インタビュー」を振り返る。 15年1月13日正午

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  • (2ページ目)職ナシ、金ナシの元アイドルが赤の他人のおっさんと住んで3年…同居最後の日に起こったこと | 文春オンライン

    当の私はどこにいるのだろう」 こうした音が脳裏をよぎっても、ひとたびこの競争社会から降りてしまえば、全てを簡単に喪失する予感があった。 次第に私は、将来に対する焦りから不眠症に陥り、原因不明の倦怠感に襲われるようになる。そして、ある日、コップの水が溢れるようにして突然病んだ。仕事に向かう途中、駅のホームで脚が一歩も前に進まなくなったのである。 そのまま這うように精神科に駆け込んだが、一度狂った歯車が元に戻ることはない。やむなく、当時勤めていた会社は退職。 ところが、これまで給料の殆どを化粧品と洋服につぎ込んでいたせいで、貯蓄はほぼゼロ。血眼になり獲得しようとしていた「仕事恋愛も完璧な私」というイメージから程遠い、無職・無収入といった状態に陥り完全に“詰んだ”。 こうして自暴自棄になり数ヶ月が経った、ある日のことである。自宅アパートに引き籠もっていたところ、8歳上の姉から突然連絡があ

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  • 《バイデン大統領の調査特命レポート》「新型コロナは中国の研究所から流出した説」に言及した“機密指定の内容”とは | 文春オンライン

    新型コロナウイルスは自然な変異で誕生したのか、あるいは中国・武漢の研究所から流出したのか? 仮に研究所から流出したとするなら、それは遺伝子操作で作られた可能性はあるのか? もしも人工的に作られたのであれば、中国の罪の大きさは、はかり知れない。今の世界秩序が崩壊するレベルの大スキャンダルだ。仮に人工的に作られたのでなかったとしても、研究所内で保管もしくは変異し、それが流出したのであれば、やはりそれを隠してきた中国の責任は大きい。 米国ではこの問題は大変注目されている。メディアでも繰り返し関連情報が報じられており、ネットでの議論も過熱している。 そもそも、「研究所流出疑惑」は昨年、パンデミックが発生した直後から、一部で話題になっていた。筆者は当時から継続してその情報の拡散パターンをウォッチしてきたが、当初注目されたのは「生物兵器説」だった。具体的な根拠のない陰謀論のような話だったが、反中国派・

    《バイデン大統領の調査特命レポート》「新型コロナは中国の研究所から流出した説」に言及した“機密指定の内容”とは | 文春オンライン
  • 密漁に手を染めるのは暴力団だけではなく…「これだけは言えない」と海保職員が隠す“新兵器”とは | 文春オンライン

    「高級魚をべると暴力団が儲かる」という品業界最大のタブーに迫るべく、ジャーナリストの鈴木智彦氏は足かけ5年に及ぶ取材を敢行。暴力団の巨大な資金源となっている密漁ビジネスの実態を暴いたルポは単行として出版され、密漁が社会問題として認知されるきっかけとなった。 ここでは、同書の文庫版『暴力団の巨大な資金源となっている「密漁ビジネス」の実態』(小学館)から、文庫化にあたって鈴木智彦氏が書き下ろした新章の一部を抜粋。新たに明らかになった密漁のリアルを紹介する。(全2回の2回目/前編を読む) ◆◆◆ 還付金の額でわかる密漁品の売り上げ 密漁は真っ当な商行為を偽装して利益を上げる。末端の密漁団たちが懲役上等と腹をくくっても、表の住民たちに同じ芸当はできない。3000万円の罰金だって、店を畳んで完全撤退しない限り逃げられない。改正漁業法は表の企業に対して、ボディブローのように効いている。 令和3年

    密漁に手を染めるのは暴力団だけではなく…「これだけは言えない」と海保職員が隠す“新兵器”とは | 文春オンライン
  • 《70年ぶりの抜本改革も…》改正漁業法施行で「暴力団のシノギ」としての「密漁」はどのように変わったのか | 文春オンライン

    暴力団の巨大な資金源となっている「密漁ビジネス」の実態を暴くべく、足かけ5年に及ぶ徹底した現場取材を行ったジャーナリストの鈴木智彦氏。同氏が品業界最大のタブーに迫ったルポは単行にまとめられ、各方面で大きな話題を呼んだ。 ここでは、同書の文庫版『サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』(小学館)より、文庫化にあたって追加された“漁業法施行後の現状”を紹介する。(全2回の1回目/後編を読む) ◆◆◆ 70年ぶりの抜改革「改正漁業法」で密漁を取り締まり 書(編集部注:単行『サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』)の出版後、自分の目が漁業に固定されていたせいだろう、第一次産業である漁業と暴力団の蜜月をよく目にするようになった。知り合いが逮捕され、報道されるケースもあった。 令和元年夏、長崎県では、駅前に出店していた居酒屋が、山口組系暴力団が密漁してい

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  • サイバー先進国・中国で「キャッシュレス」「スマート社会」が終わった日 | 文春オンライン

    河南省省都・鄭州市は、中国の他の省都と同様の大都市です。全体的に30~40階建てかそれ以上の高層建築が立ち並び、新しく区画整理したエリアは未来都市のような景観となっていて、都市内を幅広の幹線道路と地下鉄数路線が走っています。その街の雰囲気や便利さは、他の都市と同じで金太郎飴のようでもあります。路上でも地下鉄車内でも人々は歩きスマホ上等ですし、ましてや今アフターコロナの中国ではスマホアプリの移動記録が健康証明を兼ねていて、ますますスマートフォンは欠かせなくなっています。 その鄭州やその周辺の都市で記録的豪雨が降りました。新郷という都市が、鄭州以上に大変な状態だったとか。当時の中国Twitterのような短文投稿サービス「微博(Weibo)」を見ると、道路の水深が2mを越えているというつぶやきも確認できます。 河南省の省都・鄭州市を襲った豪雨によって、多くの車が水没した ©️時事通信社 現地住

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  • 小山田圭吾のいじめ問題 誰も得しない“加害者インタビュー”を世に出してしまった「90年代サブカル」の空気 | 文春オンライン

    東京五輪・パラリンピック開会式の楽曲担当を電撃辞任したミュージシャンの小山田圭吾氏。雑誌上で凄惨極まりない「いじめ体験」を大っぴらに告白する“異常事態”は、いかにして起きたのか――。 サブカルチャーに造詣が深いロマン優光氏は、2019年に上梓した『90年代サブカルの呪い』(コア新書)の中で、〈当時の空気、サブカル色の強いミュージシャンとしての当時の氏の立ち位置からすれば、悪趣味/鬼畜系文化の影響のもとに起こったものであろうことは容易に想像することができます〉と綴っている。ここでは同書より一部抜粋して、紹介する。 ◆◆◆

    小山田圭吾のいじめ問題 誰も得しない“加害者インタビュー”を世に出してしまった「90年代サブカル」の空気 | 文春オンライン
  • 《混合ダブルス金メダル》「もはや中国選手ですらも手がつけられないレベルに…」世界卓球・解説者が語る伊藤美誠の知られざる素顔 | 文春オンライン

    7月26日に行われた卓球の新種目、混合ダブルスでは、水谷準(32)・伊藤美誠(20)ペアが最終ゲームまでもつれる接戦の末に、中国の許昕(31)・劉詩雯(30)ペアに逆転勝ちし、金メダルを獲得。また、女子シングルスでは、伊藤選手が銅メダルを獲得しました。そして、8月1日から行われる女子団体戦でのメダルも有力視されています。 女子団体に出場する平野選手、伊藤選手、石川選手の素顔について、世界卓球の解説でおなじみの宮﨑義仁氏による『世界卓球解説者が教える卓球観戦の極意』(ポプラ社)から一部抜粋して紹介します。(全2回の2回目/#1を読む) 女子有力選手の素顔 続いて女子選手についても同様に見ていこう。

    《混合ダブルス金メダル》「もはや中国選手ですらも手がつけられないレベルに…」世界卓球・解説者が語る伊藤美誠の知られざる素顔 | 文春オンライン
  • 「昔の日本の“有能”さはどこに行った?と言われます」 イギリス在住・ブレイディみかこが語る、日本をおおう“亡霊” | 文春オンライン

    ブレイディ 「わたし自身を生きる」思想であるアナキズムは、個を屈服させるあらゆる制度――国家権力や社会のヒエラルキーへ疑いの眼差しを持ちます。たとえば政府は税金を市民のために適正なかたちで使っているのか? 欧州で早い時期から反緊縮運動を引っ張ったのも実はアナキストたちでした。グレーバーも、英国のガーディアンという新聞で緊縮財政を「経済サドマゾキズム」と呼び、緊縮を知的に正当化することは不可能だと書いていました。その経済的有効性は証明されていないのに、「負債と返済」の概念が「罪と贖罪」という宗教的概念にすり替えられて道徳的理由から行われている政策に過ぎないと。英語で「a pinch of salt」とか言いますけど、「ひとつかみの塩を持って疑う」、鵜呑みにしないで懐疑する姿勢を持っていないと、こういうことも見えなくなる。 『他者のを履く アナーキック・エンパシーのすすめ』 ブレイディみかこ

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  • 《不思議なブーム》アラブで流行する日本食は「寿司」「ラーメン」だけではなく…その意外すぎる食べ物とは | 文春オンライン

    2013年に無形文化遺産に登録された「和」は、いまも海外での人気が高まり続けている。その証拠に、2006年時点で約2.4万店だった海外にある日レストランは、2019年時点で約15.6万店まで増加しているほどだ(料産業局調査)。 “中東きっての有名日人” 鷹鳥屋明氏によると、アラブでも日は人気で、寿司やラーメンはすでにある程度市民権を得ていると語る。しかし、その陰で流行しているその他の品もあり……。ここでは同氏の著書『私はアラブの王様たちとどのように付き合っているのか?』(星海社新書)の一部を抜粋。アラブにおける日文化ブームのリアルを紹介する。(全2回の2回目/前編を読む) ◆◆◆ アラブで大人気の日風パン屋 実はいま、アラブでは日文化がちょっとしたブームになっています。 そのなかですでにある程度市民権を得ている寿司やラーメンについて取り上げるのではなく、ここで

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  • 「なぜツーブロや茶髪はだめなの?」教員が口を揃えて言う「教育的言い訳」の正体 | 文春オンライン

    都議会議員の池川友一氏が委員会にて、ツーブロック禁止の理由を教育長に問うたところ、「外見等が原因で事件や事故に遭うケースなどがございますため、生徒を守る趣旨から定めている」と回答があった。ツーブロックを禁止することが理不尽であり,また「事件や事故に遭う」という理由が「意味不明」だということで、動画を掲載した池川氏のツイートは5.8万件のリツイート、14.3万件の「いいね」が付き、動画は647.7万件の再生を数えた(2021年4月30日時点)。 私は直感的には、「生徒を守る」という教育長の説明は、納得も理解もできない。私を含め多くの人たちは、その直感があるからこそ、ツーブロック禁止を嘲笑し、一蹴する。 ただ、今回はいちど、「教育長の説明がもし真剣な言い分だとしたら」と考えてみたい。つまり、「生徒を守る」ということが答弁上のこじつけではなく、気でそう思っているとしたら、ということだ。

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  • 「差別ですよ」「それならもう携帯はいらない」ガラケーサービス終了に抗議する愛用者の「言い分」 | 文春オンライン

    携帯料金の値下げやデジタル庁の創設を推進している菅首相が、じつはガラケー(旧来型の携帯電話)の愛用者だというのは大手紙で何度も記事になっている有名な話だ。自民党の二階幹事長など、ほかにもガラケー愛用者の政治家はたくさんいるという。 身の回りを見ても中高年世代を中心にガラケーにこだわる人は意外と多く、いまだに携帯電話の契約総数の1割をガラケーが占めている。もちろん、スマホに比べるとガラケーは圧倒的に少数派なのだが、一部の人々からは根強い支持があるようなのだ。 とはいえ、5G時代に移行しつつあるなかで、なぜいまどきガラケーなのか。昔ながらの携帯を使い続ける2人の愛用者に「ガラケーにこだわる理由」を聞いてみた。(取材・文=押尾ダン/清談社) ◆◆◆ 同世代が「LINEの既読」で大騒ぎ ヤクルトの営業所でマネージャーをしている内山貴子さん(仮名、61歳)は、およそ30年間ガラケーを使い続けている。

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  • 東スポが社員100人リストラ “入社2年目で年収1200万円”高給で知られた会社が危機の理由 | 文春オンライン

    宇宙人や人面魚の存在を暴くなど、独自の“笑撃”スクープを飛ばし続けてきた「東京スポーツ」が今、笑えない事態に直面している。 「3月末に希望退職者を募集するという社内メールが届き、『ついにウチもか』と暗いムードが漂っています」(50代記者) 希望退職者の対象は45~59歳の160人。社員約350人のうち100人、全体の3分の1近くをリストラするという。 4月7日に東京・江東区の東スポ社近くで行われた説明会には約100人が出席。経営陣4人、弁護士2人が従業員に向き合った。 「怒号が飛び交うこともなく、静かに進行しました。プロジェクターに収支の数字などを映して弁護士が説明していたが、それが小さくて見えない(笑)。『大きな見出しで笑わせろ!』と言われて来たので、オイオイ!ってな感じでしたね」と出席者は苦笑する。終了後は人材斡旋会社による再就職の説明。再建案は一切、示されなかったという。 ©iSt

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  • 天才起業家か、一大疑獄事件の主犯か…ジェフ・ベゾスの上司だった“ヤバい日本人”の正体 | 文春オンライン

    時価総額8兆円を超える総合情報企業「リクルートホールディングス」を立ち上げた江副浩正氏。世界に通用する大企業をつくりあげた手腕には経営者としての能力に疑いの余地がない。しかし、彼の存在は、「起業の天才」ではなく「リクルート事件」の主犯者として歴史に名を刻むことになる。 ここでは、“光”と“闇”を見た天才の生涯に迫った、ジャーナリストの大西康之氏による書籍『起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』(東洋経済新報社)の序章を引用。日が生んだ天才起業家の栄光と挫折の一端を紹介する。(全2回の2回目/前編を読む) ◆◆◆ 同じ未来を見ていたベゾスと江副 ジェフ・ベゾスと江副浩正。1987年の秋から1988年の秋までのほんのわずかな時間、ふたりの天才の軌跡が交わった。 江副がリクルートの前身「大学新聞広告社」を創業したのは、ベゾスが生まれる4年前の1960年(昭和35年)である。

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  • 《追悼・田中邦衛さん》2021年のいま『北の国から』を見るべき理由 作中には衝撃の“未来予想図”もあった! | 文春オンライン

    というわけで、2021年にこそおススメの『北の国から』。その理由。 ドラマは《東京生まれ東京育ちの少年・純が、家庭の事情から、父親・五郎の生まれ故郷・富良野に移り住むところから始まる。富良野の市街から20キロほど離れた過疎の村に、今は朽ちかけた父の生家はあった。家のすぐ裏手から広大な原生林がひろがっている。電気もガスもないどころか、一杯の水を飲むにも沢まで出かけなければならない原始的な生活が始まった。》(BSフジ) 純(吉岡秀隆、右)と螢(中嶋朋子、左)とともに ©文藝春秋 ここで「家庭の事情」とあるのは、黒板五郎(田中邦衛)はの令子(いしだあゆみ)に去られて東京の暮らしに嫌気がさしたため。純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)からすればいい迷惑。 すると数か月後にが子どもたちに会いに来た。しかし五郎は母親に会わせるとここまで富良野で頑張ってきたものが崩れてしまうと言って子どもたちに会わせない

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  • 「このやり方を繰り返す怖さ」五輪開会式前責任者・MIKIKO氏が電通幹部に送った“悲痛メール” | 文春オンライン

    MIKIKO氏が演出を指揮する「執行責任者」に就任したのは、2019年6月3日のこと。就任の事実は公にはされなかったものの、IOCへのプレゼンでは高い評価を受けるなど番に向けて準備を進めていた。 ところが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京五輪の1年延期が決定。大会運営の簡素化を理由に権限を佐々木氏に集中させたいとの電通側の意向もあって、昨年5月、突如としてMIKIKO氏は責任者を降ろされた。 「以降、電通側からMIKIKO氏への連絡が途絶えました」(組織委関係者) MIKIKO氏 昨年10月16日、思い悩んだMIKIKO氏は電通幹部や関連会社の担当者ら10名に、責任者交代などの経緯や自身の想いを綴ったメールを送信した。 そもそもMIKIKO氏チームの企画案は、リハーサル寸前まで進められており、完成形に近いものだった。総勢500人に及ぶスタッフやキャストらとも、番に向けて契約を結

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  • 『AKIRA』主人公のバイクが… 渡辺直美も絶賛した「MIKIKOチーム開会式案」の全貌 | 文春オンライン

    プレゼン資料は昨年4月6日付。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、開催延期が正式決定した直後のものだ。 「IOC側は『よくここまで準備してくれた』と大喜びでした。コロナに関するメッセージを盛り込む必要はあるが、現状の企画書に手を加えれば大丈夫。殆どの関係者がそう考えていました」(組織委員会幹部) ところが、その約1カ月後の昨年5月11日、MIKIKO氏は電通の代表取締役から責任者の交代を通告される。後任に就いたのが、佐々木宏氏(66)だった。 だが、その佐々木氏も、タレントの渡辺直美の容姿を侮辱する演出案を披露したことを理由に3月18日、辞任を表明する。 辞任した佐々木宏氏 ©共同通信社 これを受け、組織委員会の橋聖子会長は「大会まであと4カ月に迫る中で、一から作り上げるのは困難。佐々木チームの案をベースとして、新たなものを作り上げるのがベスト」などと述べていた。 「MIKIKOチーム

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  • 「原発は儲かる。堅いシノギだな」 街の顔役だったヤクザが見せた“正体”とは | 文春オンライン

    パイプ椅子に腰掛けた親分は私の真横で、紙コップの日酒をちびちび吞みながら、すっかり上機嫌だった。顔見知りが黙礼するたび声をかけた。 「おう、元気でやってたか? なんだ、子供が産まれたのか。今度バーベキューするからみんなで顔出せよ。これからは真面目に働かないと駄目だぞ」 赤ん坊を抱いた若夫婦はまだ20代の前半で、地元生まれの地元育ちである。若い衆から500ミリリットルの缶ビールを2受け取り満面の笑顔だった。たわいない会話を終え、夫婦は雑踏の中に消えた。 親分の真後ろには町内会の会長が座っている。昭和ならともかく、平成4年に暴力団対策法が施行され、もう20年近く経つというのに、誰も気にしている様子はない。暴力団は完全に街の一部にみえた。都市部とはまったく違う空気と価値観……同じ日とは思えない。タイムスリップした気分だ。 (写真はイメージです)©️iStock.com 原発について質問した

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