“禁断のダイエット”として昨年来、糖尿病薬ダイエットが話題になっている中、4月8日、日本で初めて「内臓脂肪を減らす薬」が薬局の店頭に並ぶ。これは、やせられない悩みを永遠に抱える私たちにとって福音となるのか、それとも──。 3月4日、大正製薬が、内臓脂肪と腹囲を減らす効果が期待できる市販薬「アライ」の発売を発表。国内では初の「内臓脂肪を減らす薬」で、“日本で初めてのやせる市販薬”として瞬く間に注目が集まった。今年2月には、肥満症薬、いわゆる糖尿病薬の一種であるGLP-1受容体作動薬「ウゴービ」が発売されたが、メカニズムや効果効能はまったく別物だという。医療ジャーナリストの木原洋美さんが解説する。 「GLP-1はインスリンの分泌を促し血糖値をコントロールおよび脂肪を分解する効果があります。小腸のほか、胃腸や脳にも働きかけ食欲を抑える作用もあるため“体重が減る”と注目されました。 アライは消化管
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