中国・香港近海に生息し、「ピンクイルカ」の愛称で知られるシナウスイロイルカ(2015年11月25日撮影)。(c)AFP/Hong Kong Dolphin Conservation Society 【12月1日 AFP】香港(Hong Kong)近海に生息し、体の色から「ピンクイルカ」の愛称で知られるシナウスイロイルカが絶滅の危機にあると、自然保護活動家らが警鐘を鳴らしている。 シナウスイロイルカは過去数十年で急激に減少しており、活動家らはこれまで何度も懸念を示してきたが、全く聞き入れられなかったと批判している。 香港のランタオ(Lantau)島の北側海域には、このイルカを一目見ようと毎日多数の観光客が集まる。しかし活動家らによれば、これほど愛されている「ピンクイルカ」がやがて一頭もいなくなる恐れがある。香港では大規模な橋の新設が進んでおり、さらに計画中の国際空港の拡張が実行されれば、シナ