プライベートクラウドとパブリッククラウドのどちらを採用すべきか、あるいはその組み合わせであるハイブリッドで行くべきかは、ITアーキテクトの間で盛んに議論されている問題で、判断が難しいとされている。 そして、最適な答えは個々の組織の状況によって異なると言われている。しかし実際には、議論の余地などない(少なくとも、あるべきではない)。 プライベートクラウドは、非効率なのだ。プライベートクラウドは、望ましくない過剰な設備投資を前提としたモデルで作られている。実際、プライベートクラウドから十分な恩恵(十分な弾力性)を受けるには、過剰な設備投資をするしかない。一方、パブリッククラウドは、ほとんどの企業に対して、広く適用可能であり、高い価値を提供できる。 以下では、パブリッククラウド以外を選択すべきでない理由を挙げていこう。 1. 規制への対応の必要性。セキュリティ関連、およびプライバシー関連の規制や
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