ITホールディングス(ITHD)は10月29日、子会社のTISを吸収合併し、来年7月1日付けで事業持ち株会社の新「TIS」を発足させるグループ再編を発表した。 ITHDはTISとインテックの経営統合に伴い、両社を傘下とする純粋持ち株会社として2007年に設立。だが子会社が自主最適の経営を追求し、事業シナジーに制約があるなど、「純粋持ち株会社制に限界」があるとして再編する。 来年4月にTISとインテック間で一部事業を再編した上で、7月にITHDがTISを吸収合併し、ITHDは「TIS」に社名変更、事業持ち株会社制に移行。インテックやその他グループ会社は新「TIS」傘下に入る形になる。将来はビジネスモデルをベースとした組織・法人体制に再編する計画だ。 ITHDの2015年3月期売上高は3610億円、純利益は102億円。
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