「これって、あの時代のあの国の、あの状況と似てる……!」 そんなふうに感じる瞬間に、いま起きていることに対して出くわすことがあります。これは、歴史を学ぶおもしろさの1つです。 「歴史は繰り返す」という言い方をする人もいますけど、僕はそうは思っていなくて。 らせん状に過去から未来へ進んでいく、というのが僕のイメージ。らせん状に回転しながら時間(歴史)が進んでいるから、同じではないけど「繰り返している」と感じるような似た出来事は起こるんです。 そんな、時空を超えた重なりを強烈に感じたのは、僕がかつて所属していた大企業Aと、後漢王朝後期の組織のありようでした。当時の大企業Aの腐敗政治の構図は、曹操や劉備、孫権らが争う動乱の時代(三国志の時代)に入る前の後漢後期とよく似ていました。 新卒で入った大企業Aは、後漢後期の腐敗そのもの僕は今、COTEN(コテン)というベンチャー企業の代表をしながら、いく
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