ニートという言葉にはマイナスの意味しかないのか? いやおおむねマイナスだとしても、何かしら良い面があるのではないか? ニートのエリート、いいニート、そんな道もどこかにあるんじゃなかろうか。などというしょうもないことを模索する連載。今回はやりくり上手になって家計を助けようというクラシックな試み。 今回の専業主夫講座のテーマは節約だ。しかし、イマドキの若きニート君に節約を説いて、いったい意味があるのだろうか。その昔、G5がプラザ合意を取り決めた頃、若き日の秋元康は放送作家の先輩から「お金が無くとも借金をして、外車に乗っていい時計をしていれば、収入は後からついてくる」と言われ実行していた。『ホットドッグプレス』という雑誌は、DCブランドの服を着てしゃれたレストランに誘えば、誰でも女の子を口説き落とせると煽っていて、今で言うところの非モテな人々は真に受けて実行していた*1。消費することに若者が夢中