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ブックマーク / uumin3.hatenadiary.org (3)

  • 鉢の木 - uumin3の日記

    ある東京の居酒屋、土曜日の深夜のことであった。 ちょっと異様な年齢層やルックスや話し方をする男女七人が内輪でパーティーをしていた。 一人の女子がヨーロッパみやげのデザートワインを開けよう、と言い出した。その子は一時帰国していたが、もう当分の間外国に住むことが決定していて、その日は彼女の送別会もかねていたのだった。 それで、お店の人にこっそりとグラスをわけてくれる? と相談したら、気のいいバイトの女の子がビールグラスを余分に出してくれた。 だがしばし、厨房でバイトの女の子が激しく叱られているのが聞こえてきた。 そして突然店長というどう考えても年下の若者が出てきて、彼らに説教しはじめた。こういうことをしてもらったら困る、ここはお店である、などなど。 しかたなく七人は疲れた足取りで店を出て、どこか飲み直すところはないかと探し始めた。 そのとき雪を打ち払いながらチェーン店の部の人がやってきたので

    鉢の木 - uumin3の日記
    gotanda6
    gotanda6 2009/08/22
    素晴らしい
  • 2008-06-24

    よしなが 少女マンガって、広いじゃないですか。いわゆるオメメキラキラの恋愛ものから、それこそ白泉系の『はみだしっ子』みたいなものまで。でも結局私、少女マンガって一様に言えるのはやっぱりマイノリティのためのものだなと思う。 … よしなが 『ハチクロ』は、大人の人のノスタルジーをかきたてるんですよ。ああ、こういうのが来の正統的な少女マンガだよなぁ、胸キュンの、って。 (『あのひととここだけのおしゃべり』p.26、p.31) ついでなんで書いてしまいますが、この引用の上の方、よしながさんが「マイノリティのためのもの」と少女マンガを位置づけるのは自分にとってとてもしっくりくる言い方でした。実際の立場とも(もしかしたら)ちょっと離れて、精神がそちらの方にいるといいますか(たとえ不遜でも未熟でも理解が足りなくても)孤独とか悲哀の方に流れていく自己認識がある時期にはあって、その感情に肯定を与えてくれる

    2008-06-24
  • 2008-02-21

    『自分探しが止まらない』ソフトバンク新書064、を夕べ一気に読んでしまいました。とても面白いでした。の主題と自分の興味関心が重なる部分が多かっただけに、折に触れて自分で書きとめていたもの書こうと思っていたものなどと比べて、よく調べてあるなあと非常に悔しい思いも(賛辞)。 団塊の世代が若かった頃から現在に至る世相を読み解く上でも、この「自分探し」というものに着目するというのは秀逸な着眼点だと思います。社会の風潮の一つの側面が連続したものとして読み解かれ、ただ単に「自分探し(笑)」と揶揄するものでは全くない深さを捉えていると感じました。 書は「自分探し」は基底的に「現実逃避」ではないかという視点を確かに持ちますが、それがすべて個々の甘えに還元されるものではなく、そこに構造的なもの(教育・経済・宗教…などなどの影響)もあるという分析がなされてもいます。またなるべく決め付けを避け、できるだけ

    2008-02-21
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