「実写ゲーム」には、独特の魅力と味わいがある──。 という意見には、賛同してくれる読者も多いのではないだろうか。 例えば、過去にチュンソフト(現:スパイク・チュンソフト)より発売された『街 ~運命の交差点~』、『428 ~封鎖された渋谷で~』などは、紛れもなくアドベンチャーゲーム史に残る傑作であるし、近年では、『Her Story』のようなインディーゲームも記憶に新しいだろう。 一方で、実写ゲームというと、ちょっと王道から外れた、語弊を恐れずに言ってしまえば、「イロモノ」的な扱いを受けてしまうことも少なくない。事実、売り上げという意味では、実写ゲームは苦戦を強いられてきたという歴史もある。 実写ゲーム、とても面白いのになぜ……。 そんな実写ゲームファン(?)の期待を一身に背負って出て来たのが、2022年5月12日よりスクウェア・エニックスから発売された『春ゆきてレトロチカ』だ。 本作は、1
![実写ゲームは「ゲームの興奮」と「ドラマの感動」を両立できる?──小高和剛×『春ゆきてレトロチカ』主要制作スタッフによる”ぶっちゃけ”座談会](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cc133c3bb6f16447fd2b750ab86f7745c11e20c1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg-denfaminicogamer.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F06%2F20220502_106.jpg)