技術系同人誌を作成している人なら特にお世話になっているであろう「Re:VIEW」の最新版3.0.0がリリースされました。今回はこのRe:VIEWをUbuntuにインストールした上で、その基本的な使い方を紹介します。 Re:VIEWとは Re:VIEW(りびゅー)は簡単に使える、紙書籍・電子書籍作成支援ツールです。出力フォーマットとしてEPUBやPDFだけでなく、InDesign XMLにも対応しているため、電子版の同人誌から印刷される商業出版に至るまで幅広く使われています[1]。 組版に必要なマークアップは独自の言語を採用しています。このためRe:VIEWを本格的に使うにはマークアップに対する知識が必要にはなるものの、その記法はなるべく書籍の著者にとっても書きやすくなるよう作られているようです。おそらくそこまで困ることはないでしょう。ソフトウェアの作成言語はRubyであり、ツールやマーク
『Ruby でつくる Ruby』などでお世話になっているラムダノートが、新しい雑誌「n月刊ラムダノート」を創刊しました。 www.lambdanote.com コンピュータ関係の技術情報の記事だけが載るそうです。創刊号は、『TCPの再送制御機構』、『「コルーチン」とは何だったのか?』、『MLOpsの歩き方』、の 3 本です。 『TCP の再送制御機構』は、パケットを送ってから返事が来るまでの RTT (Round-Trip Time) を計測する方法や、RTT を使った再送のアルゴリズムや、RTT を使わない再送のアルゴリズムなど、TCP の再送に関する仕様・実装の歴史から最新提案までを、日本語話者の中では間違いなく世界一詳しい第一人者である西田佳史さん(@nsd)が広く深く紹介しています。 『「コルーチン」とは何だったのか?』は、ぼくが書きました。伝統的なコルーチンの説明から、JavaS
(追記 2019-08-18: この記事公開後の新機能を紹介する記事を書きました。こちらも見てください。) (追記 2019-12-27: その後の新機能を紹介する記事を書きました。こちらも見てください。) はじめに 技術書典を筆頭に、技術系同人誌のイベントが盛り上がっています。しかし技術系同人誌を書くのは、初めての人にとってはまだまだ敷居の高いことでしょう。 この記事では、初めて技術系同人誌を書く人のために「Re:VIEW Starter」というツールを紹介します。 Re:VIEW Starter (https://kauplan.org/reviewstarter/) Re:VIEW Starterの概要 「Re:VIEW Starter」とは、技術系同人誌を書くための書籍作成ツールです。 特に、初めて技術系同人誌を書く人がつまづかないように工夫されています。 もともと技術書典界隈では
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