企業の災害対策(Disaster Recovery:DR)に対する意識は、東日本大震災以降、大きく変化し、その必要性が喫緊の課題として認識されている。すでに事業継続計画(Business Continuity Planning:BCP)を策定し、自社のIT環境をオフサイトでバックアップしたり、出社困難時にすばやく在宅勤務に切り替えたりすることができるように、システム的な対応を進めている企業は多いはずだ。 Windows Server 2012 Hyper-Vを導入して、仮想化を推進すると、柔軟に障害対策や災害対策を実装できるようになる。Hyper-VはWindows Server 2012の標準機能の1つだが、Windows Server 2012はほかにも可用性や災害対策機能を備えている。しかも、その機能や管理性は非常にシンプルであり、専任の管理者がいない中堅・中小規模の企業でも、コス