今回は、イベントログからWindows Updateによる再起動時間を計測するために必要な情報を集めることにして、イベントログシリーズの最後としたい。 シャットダウンと再起動に関しては、前回解説したように(「WindowsイベントログをPowerShellを用いて扱う」)、PowerShellのGet-WinEventで、カーネルからのメッセージを見ればよかった。しかし、これだけだと再起動の理由が不明だ。また、現在のWindows 10でもいきなり落ちてしまうことは年に数回ある。こうしたシャットダウンの原因を探さないと、Windows Updateによる再起動を区別できない。 正式な機能アップデートのログが取れなかったので、Windows Insider Previewのインストールにかかる時間を測定した。プレビュー版のアップデートに約25分、その後、再起動が要求されて、3回の再起動を経て
本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの栗木です。 本記事では、意図しないシャットダウン・再起動が発生した際に、状況を把握するために確認すべきシステムのイベントログをご紹介いたします。イベントログは、OS にデフォルトでインストールされているイベント ビューアーから確認ができます。 適用対象の OS すべての Windows OS 概要意図しないシャットダウン・再起動には、ユーザーが意図していない OS の正常シャットダウン・再起動とブルースクリーン (BSoD) やリセットまたは電源断などによるシャットダウン・再起動が考えられます。以下のフロー チャートより、どの Case に該当しているか確認し、それぞれの対処策から対応方針などをご検討いただければと存じます。 ※イベント ログが正常に記録されず、いずれの Case にも当ては
記事を書こうと思ったきっかけ サポートへの問い合わせが EC2 に次いで多いのが "CLB/ALB の障害調査依頼" だから CLB/ALB の障害調査依頼では「アクセスが遅延していた」もしくは「50X エラーが発生していた」ので調査して欲しい旨のお問い合わせをいただくことが多いです。特徴としては、それが CLB/ALB の問題なのか EC2 などバックエンドの問題なのかが切り分けされていない場合が多くみられます。どちらが原因か両方を追う必要があるため確認する項目は多いですが、CLB/ALB 側のいくつかの CloudWatch メトリクスを確認することで CLB/ALB かバックエンドの問題かの切り分けは概ね可能だと思います。 もちろん CLB/ALB はマネージドサービスであるため最終的には AWS への確認が必要になる場合もありますが、自分である程度原因を切り分けてから問い合わせを行
Application Load Balancer の TargetResponseTime メトリクスの増加をトラブルシューティングするにはどうすればよいですか? 簡単な説明 TargetResponseTime は、リクエストがロードバランサーから送信されてからターゲットからの応答が受信されるまでの経過時間 (秒) です。これは、Application Load Balancer のアクセスログの target_processing_time フィールドに相当します。 TargetResponseTime の増加には、次のような原因が考えられます。 ホストが異常。 バックエンドインスタンスがあまりにも多くのリクエストを受け取っている。 バックエンドインスタンスの CPU 使用率が高い。 1 つまたは複数のターゲットに障害がある。 バックエンドインスタンスで実行されているウェブアプリケー
Application Load Balancer の背後に登録されたターゲット上で実行されているウェブアプリケーションにアクセスしようとすると、レイテンシーが高くなり、タイムアウトが発生します。これらの問題をどのように修正すればよいですか? 簡単な説明 Application Load Balancer のレイテンシーが高くなる原因としては、次のものがあります。 ネットワーク接続の問題 バックエンドインスタンスでの高いメモリ (RAM) 使用率 バックエンドインスタンスでの高い CPU 使用率 バックエンドインスタンスでのウェブサーバーの誤った設定 外部データベース、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) バケットなどのバックエンドインスタンスで実行中のウェブアプリケーションの依存関係に関する問題 解決方法 1. Application
概要 ELB配下に設置しているインスタンスを、高負荷時に自動でスケールアップ (インスタンスタイプの変更) する方法をご説明します。 構成は以下のとおり、ロードバランサー配下の各AZに EC2インスタンス が1台ずつ配置されてる状態からはじめます。 黒線はユーザーからリクエストフロー、青線はスケールアップのフローを表しています。 手順 ステップ1 : Amazon SNSトピックを作成する ステップ2 : 平均レイテンシーが1秒を超える状態が5分以上続いた時、CloudWatch AlarmからSNSに通知させるように設定する ステップ3 : Cloud Automatorのジョブを作成する ステップ1 :Amazon SNSトピックを作成する まず、CloudWatch Alarmが通知するためのAmazon SNSでトピックを作成します。 Topic Nameには任意の名前を設定し、作
顧客獲得や商品・サービスのPRのためにメルマガを発行されている事業者も少なくないかと思います。しかし、顧客にメールを送る際には法律に従わなければならず、違反した場合は刑罰が科せられるおそれもあります。 今回はメルマガ配信時に守らなければならない「特定電子メール法」について説明します。 メルマガ配信時に知っておくべき法律「特定電子メール法」特定電子メール法の正式名称は「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」で、2002年に施行されました。当時は携帯電話からインターネットに接続できるようになり、メールの利用者が大幅に増えた時期でした。それにともなって顧客へメールを送ったり、今回のテーマとなっているメルマガを配信したりするなど、企業においてはメールが新たな集客ツールとして活用されるようになったのです。 一方で不特定多数に対して大量に広告や勧誘メールを送りつける、いかがわしいサイトに誘導する
(1) FTPについて (1-1) FTPの概要と仕組み (1-2) FTPのセキュリティ面について (1-3) ファイアウォール設定 (2) FTPSについて (2-1) FTPSの概要と仕組み (2-2) ファイアウォール設定 (3) SFTPについて (3-1) SFTPの概要と仕組み (3-2) SFTPのセキュリティ面について (1) FTPについて (1-1) FTPの概要と仕組み FTPは「File Transfer Protocol」の略で、データの送受信に使われている非常に重要なプロトコルです。FTPは「■コマンドチャネル」と「■データチャネル」と呼ばれる2つのプロトコルを使って通信をします。 ■コマンドチャネル 「コマンドチャネル」は別名「制御チャネル」とも呼ばれ、一般的にはFTPサーバ(接続される側)のサーバの「21番ポート」で動作しており、クライアントからの接続を許
1.概要 2.対策 3.FluentFTPを使う 4.スクリプト 5.使ってみた感想 1.概要 FTPSクライアント機能を持ったアプリケーションを作成していた時に 下記の不具合に遭遇しました。 不具合が確認できた条件としては サーバはHTTPサーバとしての機能はあるが、FTPサーバーとしての機能は未実装 でありました。 そんな中、HTTP部分のデバッグを行っていたのですが アプリケーションがハングアップしているような状況に陥りました。 原因を探っていると FtpWebRequest.GetRequestStream()の部分で 約20秒程停止し、 WebException:リモートサーバーに接続できません。 とのエラーが発生していました。 この時は、FTPサーバーをまだ作ってないから仕方ない。 とりあえずサーバーがない時のタイムアウトを短くしよう。 と考えプロパティーを探してみましたが な
1.条件 2.証明書の確認を無視する 3.スクリプト 4.動作確認 1.条件 下記の条件で検証を行いました。 ①サーバーはLinux ②パッシブモードでの接続 ③制御コネクションのポート番号は【61234】 ④自己署名証明書のため証明書の内容確認は行わない とにかく暗号化通信したい場合を想定しています。 ※今回使用したFTPSサーバーはこちら www.chuken-engineer.com 2.証明書の確認を無視する 自己署名証明書を使ったサーバーなので証明書の確認をすると 【検証プロシージャによると、リモート証明書は無効です。】 というエラーが発生してしまいます。 これを回避するために 【ServicePointManager.ServerCertificateValidationCallback】 を使って証明書のチェックを無視するようにしています。 3.スクリプト using Sys
題名: VB2005でFTPS(FTP over SSL)、SFTPクライアントを作りたい。 著者: クイーンオブザイヤー 日時: 2010/08/12 1:41:19 ID: 27169 この記事の返信元: (なし) この記事への返信: [27170] Re[1]: VB2005でFTPS(FTP over SSL)、SFTPクライアントを作りたい。 魔界の仮面弁士 2010/08/12 9:24:11 ツリーを表示 環境/言語:[WindowsXP/Visual Basic 2005/.NET Framework 2.0/SQL Server Express 2005] 分類:[.NET] Visual Basic 2005 を使っています。 FTPS(FTP over SSL)やSFTPに対応したクライアントソフトを作りたいのですが、参考になるサイトなどありませんでしょうか。 FTP
要望 実機のiPhoneで特定のWebページに対し、Webインスペクタで中身を書き換えたり、コンソール経由でスクリプトを叩いて実行した結果を見たい。 -> Android版 iPhoneのSafariにもWebインスペクタがある iPhone単体ではView Sourceなどのアプリを使うことで、Webページのソース確認はできるものの、Webインスペクタやコンソールによるスクリプト実行が出来ない。 また、MacのSafariやiOSエミュレーターでもある程度の表示確認はできるが、やはり実機での操作感や見た目の確認は重要である。 少し調べてみたところ、MacとiPhoneを接続することで、PCと同様に実機での動作確認が可能なことが判明したため、実際に試してみた。 iPhone Safariの設定 事前準備としてiPhone側の設定を行う。「設定」を開き「Safari」をタップ。 画面下の「詳
そこにペチパー(PHPer)が100人いたら97人はPHPUnitでテストを書く。 と言われている位(適当です)、PHPでは珍しくデファクトとなっているPHPUnit。 なにそうなのか!?と、いざ導入しようとしてwget https://phar.phpunit.de/phpunit.pharから入れたらPHPのバージョンが合っていなくて挫けそうになった経験。あると思います。 何故なら、PHPUnitの最新バージョンはPHP5.6PHP 7以上を求めているからです。 ※ 上記のwget 〜 では最新のPHPUnitが取得されます そして恐らく、みんながみんなPHPのバージョンは最新では無いはずです。 (一番マシなのが5.5系でヘタすれば未だに5.3系なんてとこも??5.2系使っていたら頭おかしい) え、じゃあ僕は5.5系使っているんだけど、どうしたらいいの?私は5.4系よ、どうしたらいいの
はじめに 社内でTodo管理の勉強会を実施した際に作成した資料があったのですが、今回自分の中の考えをまとめるせっかくの機会だと思い、字面で書き起こすことにしました。 意外と世の中では語られることのなく、『あたりまえ』として扱われてしまう『自己管理』について自分が半年間運用し、週ごとにカイゼンを続けたどり着いた、現時点でのHowを多くの人に伝えられればなと思っています。 もちろん最適解がこの形とは言いませんし、自己管理は人の数分だけ最適解はあると思っています。「みんな正しい、ただし部分的に」ということを念頭に、楽しんで読んでいただければ幸いです。 タイトルを付けた理由としては、かなりシステマチックな内容になってしまっていると感じてしまったため、「運用レベルが高い」人物を想定した結果、このタイトルになりました。 概念篇 『自己管理』を行っていく上で、確実に「ここは飛ばしてはいけない」と思ったた
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