政府は21日、新型コロナウイルスの流行「第7波」を受け、感染した人の濃厚接触者が自宅などで待機する期間について、現行の原則7日間から5日間に短縮する方向で最終調整に入った。感染拡大に伴い、濃厚接触者が増える中、社会・経済活動などへの影響をできるだけ抑える狙いがある。22日にも決定し、発表する見通し。 【イラスト】マスク有無で15分会話した場合の感染確率 多くの公立学校が夏休みに入り、今後、旅行や帰省による人流増加が見込まれるが、政府は蔓延(まんえん)防止等重点措置など、行動制限を当面見送る方針は維持する。 政府内では、濃厚接触者の待機を5日間に改めた上で、検査で陰性を確認できた場合は3日目に待機を解除する案も取り沙汰されている。現在の運用では、4日目と5日目に抗原定性検査キットを用いた検査で、いずれも陰性を確認できれば5日目の解除が可能だ。 感染拡大で濃厚接触者が急増することで、企業などで