デビューの場に選ばれたのは、コンセプトのデビューとなった5月の「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」とおなじく、世界最高峰の格式を誇るクラシックカーコンクール会場が舞台。米カリフォルニア州モントレーにて開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」でその時を迎えた。 「ヴァンキッシュ ザガート ヴォランテ」では、クーペ版「ヴァンキッシュ ザガート」のデザインを特徴づけている「ダブルバブル」スタイルのルーフが必然的に失われるが、代わりにリアの+2シート背後には、ダブルバブルをイメージさせるツインカウルデザインとしたリアデッキを設置。オープン時には、このカウルの下に畳んだソフトトップを収納することができることになっている。 搭載されるパワートレインはクーペ版「ヴァンキッシュ ザガート」と共通の6リッターV12自然吸気エンジン。最高出力は600psに達し、0‐60mph(≒96km/h