ストリートスナップの名書『FACEHUNTER』から飛び出てきそうな、リアリティのあるストリート服。ヘアはABE(M0)、メイクはYUKI(M0)と、デザイナー落合宏理のもと、チーム日本なヘアメイクが創ったのは“Good Morning”なムード。さり気ない花の前髪と、さり気あるほっぺたの花の跡形。その小さな遊びに気付けば、思わずほっこりとしてしまう──。しかし洋服は、間違いなくファッションリーダーの風格。「パリコレ」と聞いて、誰もがなんとなく思い描く絢爛豪華なそれではなく、地、アスファルトに足のついたコレクションを展開している。普段、制服姿しか見たことないけど、“コイツ、ほんとはこんなにオシャレだったんだ”と、ドキっとした気分が蘇る、そんなショー。
あちこちに書いたので、同じことの繰り返しになるんですけれど、歴史的な大きな文脈としてはイギリスのEU離脱、ヨーロッパ各国の極右勢力の伸長と同じ政治史的文脈の中に位置づけられる出来事だと思います。ただ、トランプのケースで際立つのは、「アンチ・グローバリズム」がアメリカで大衆的な人気を得たという点です。 この四半世紀、経済のグローバル化が急激に進行しました。それによって、従来の国民国家の枠組みが破壊された。ボーダーコントロールがなくなり、言語も通貨も度量衡も統一され、障壁がなくなってフラット化した世界市場を超高速で資本・商品・情報・ヒトが往来することになった。壊れたのは経済障壁だけじゃありません。それぞれの国民国家が自分たちの帰属する集団に対して抱いていた民族的アイデンティティーも破壊された。 グローバル化はそれ以外には経済成長の手立てがなくなったためにやむなく選ばれた道なんで、グローバル化の
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