スタンダードを極めるアヴァンギャルドな表現者いつ会っても、印象は変わらない。これこそ彼にとっての〝スタイル〞なのだろう。トム・ブラウンはグレーを好み、スーツを愛するファッションデザイナーだ。 「私は、物事をシンプルにしておきたい。スーツは20着くらいをワードローブの右端から順に着ていって、左端までいったらまた最初に戻る。これで朝起きてから、何を着るかについて悩む必要がありません。グレーのスーツとは、私にとって決して退屈することのないユニフォームなのです」 そう語る本人の着こなしは、エキセントリックと思えるほどクラシック。だがランウェイショーの表現は、奇抜でファンタジックだ。 「ランウェイにおけるファッションとは、斬新で挑戦的な表現を見せるためのもの。それに対してスタイルとは、時代に流されないクラシックなもの。でも私のコレクションには、グレースーツというタイムレスなアイテムが欠かせません。私
2017年上半期、グルメニュースとして注目を浴びたのは、これまで以上に個性的な店の数々。ただおいしいだけではない。従来の枠を打ち破る新たな試みが食いしん坊たちの好奇心をくすぐっている。そんな新鋭10店を紹介する。第4回はニューヨークからやってきた「ベンジャミン ステーキハウス」だ。 文・大石智子 写真・松川真介
焼肉レストランにいったら、ぼくは”シメ”選びに悩む。韓国料理であればクッパ。日本的な焼肉屋であれば、TKG(卵かけごはん)もいい。しかし、西麻布「ジ・イノセントカーベリー」の冷麺は、抜群だ。薄く輪切りにしたすだちを麺が見えなくなるほど散らし、チキンコンソメのスープと麺のみで構成されたミニマルな料理だ。シェフの岡田賢一郎はこう説明する。 「和牛料理のレストランなので、最後にさっぱりしてほしいと思って作りました。だから具材を極力削りシンプルな味わいで提供しています。麺の上にのったすだちは皮ごと食べられる材料を選定しました。これは徳島の友人が栽培しているものです。出汁はフォン・ド・ヴォライユを意識して、ていねいにクリアなスープに仕上げています。そして麺は、そば粉ではなく小麦粉とでんぷんで打ち、プリプリした歯ごたえが感じられるよう作りました」
2017年7月6日、オメガはロンドンであたらしいボンド・ウォッチを発表した。全世界同時にローンチされたのは、7007本限定の「シーマスター ダイバー 300」。イギリス海軍(ロイヤル・ネイビー)を意識したトリコロール・モチーフがフレッシュだ。 Photo: Takeshi Hoshi @ estrellas Styling: Eiji Ishikawa @ T.R.S Words: Hiroyuki Suzuki 2017年7月6日、あたらしい「007」ウォッチが全世界同時に販売開始になった。「シーマスター ダイバー 300 ”コマンダー” ウォッチ リミテッド エディション」(長い!)がそれ。おなじみジェームズ・ボンドが所属するイギリス海軍(ロイヤル・ネイビー)のシンボルカラーであるホワイト、ブルー、レッドを効果的につかい、これまでのボンド・ウォッチとは大きく異なるフレッシュなデザインが
それぞれの分野のエキスパートが選ぶインディーズ・カタログ。ジャンルを横断してインディーズなクリエーター/クリエーションを選者別にカタログ化。今回は吉田保が敬愛する3人の漫画家を紹介する。 江口寿史『KING OF POP』(玄光社)、山上たつひこ『やってきた悪夢たち』(小学館)、山上たつひこ『がきデカTHE BEST』(小学館クリエイティブ)、宮谷一彦『完全版 肉弾時代』(太田出版)
2017年上半期、グルメニュースとして注目を浴びたのは、これまで以上に個性的な店の数々。ただおいしいだけではない。従来の枠を打ち破る新たな試みが食いしん坊たちの好奇心をくすぐっている。そんな新鋭10店を紹介する。今回は西麻布にあるイタリアン「珀狼」だ。 文・大石智子、小松めぐみ 写真・松川真介
ファッションでは、「ディープV」というネックラインがあって、普通のVネックTシャツがデコルテまでVが開いているのにたいして、「ディープV」の場合は胸元まで深く開く。ただ、最近の女性セレブのファッションを見ると、Vのラインがヘソ上まで大胆に開く“スーパー・ディープV”のデザインが多い。さらに、彼女らはブラをつけず、ドレスやジャケットを一枚だけで豪快に着用している。 ディープVスタイルを制したのは、ジジ&ベラ・ハディッド姉妹だ。姉のジジはブランドン・マクスウェルのホワイトドレスを着て、ジュエリーブランド「メシカ」のパーティに向かった。“スーパー・ディープV”をノーブラで着こなした。裾から太ももまでスリットが入った仕様で美脚を披露、極めてゴージャスだった。白シャツをベースにデザインしたこのドレスは、襟元や袖口にテーラードのディテールがあり、シルエットもガッチリしていて、颯爽とした雰囲気。 一方、
さまざまな世界遺産をはじめ、大自然が作り出す絶景も満喫できるところが多くの観光客を呼び込んでいる所以だろう。 そんなオーストラリアのなかでも、ケアンズの北70キロに位置するポートダグラスでは、大自然を満喫できるだけでなく、ケアンズ空港から車で約1時間という利便性に富んだ観光地。ビーチや商店街が並ぶ港町として国内外の観光客が集まる街で、なかでもリゾート・ホテルの「シェラトン・ミラージュ ポートダグラス」は最もお勧めできる宿泊施設だ。 今回はポートダグラスからアクセスの良い大自然の観光スポットを紹介したい。巨大な珊瑚礁地帯「グレート・バリア・リーフ」と、ディンツリー国立公園にある「モスマン渓谷」の2カ所だ。 海好き必見!水中と空の両方からグレート・バリア・リーフを見る ひとつ目は、美しい珊瑚礁を擁するグレート・バリア・リーフの日帰りツアー 「クイックシルバー・クルーズ」への参加。朝10時にポー
「ゴールデンバンズバーガー」¥20,000(税サ別)。提供は12月1日~31日のランチタイム(※12月23〜25日、31日を除く)とバーエリア。 東京・六本木の「グランド ハイアット 東京」内のステーキハウス「オークドア」が、12月1日から31日の1カ月間限定(23日〜25日、31日を除く)で、ひと皿2万円の豪華ハンバーガーを提供することになった。 高さ約15cmにも達するその名も「ゴールデンバンズバーガー」は、バンズのトップにウォッカで伸ばした金粉をまとう。中にはさむのは、ステーキハウスの一品にふさわしく、オージービーフ100%のパティだけでなく和牛のテンダーロインステーキがそこに加わり、さらにフォアグラのポワレと黒トリュフを惜し気もなく奢る。それらをコクたっぷりのトリュフマデラソースでまとめ、ゴートチーズを付加して酸味のアクセントとしている。 1人で頬張るもよし、2人でシェアするもよし
カリフォルニアの“レイドバック”文化をUGG®ブーツに表現したデザイナーのフィリップ・リム氏。彼と、UGGを展開するデッカーズブランズ社のアンドレア・オドネル氏のふたりに、今回のコラボについて訊いた。 Words by america Photos by Takeshi Wakabayashi (YUKIMI STUDIO)
エイティーズ(1980年代)。この語にはほかの「○○年代」とは違う響きがある。そう呼ぶだけである種の映像や音、デザインあるいは匂いがよみがえってくる。アメリカや日本ではバブルがふくらみ、はじけた時代。ヨーロッパでは長く続いた冷戦がベルリンの壁の崩壊で終わった時代だ。 エイティーズ。それはロック系アルバムのメガヒットを輩出した時代でもある。1982年に発表されたマイケル・ジャクソンの『スリラー』から始まり、ブルース・スプリングスティーンやマドンナ、ホイットニー・ヒューストン、ジョージ・マイケル、U2が続いた。プリンスも『パープル・レイン』(1984)で、栄えあるメガヒット組に加わった。 そしてちょうど30年前の1987年、プリンスは9枚目のアルバム『サイン・オブ・ザ・タイムズ』をリリースした。それはセックスと死、そして信仰告白の渦巻くポストモダンの傑作であり、プリンスが生み出した究極の遺産だ
宇宙船の墜落という悲運から3年、不屈の冒険家リチャード・ブランソン率いるヴァージン・ギャラクティックが戻ってきた。目指すは2018年中の営業飛行スタート。たくさんの人の夢を乗せ、豪華宇宙客船は飛べるのか。 Words: Charlie Burton Translation: Hiroshi Sawada 失敗した4回目のテスト飛行 - 2014年何かがおかしい。場所はモハーヴェ砂漠の上空、時刻は2014年10月31日の朝10時を過ぎたばかりだった。ヴァージン・ギャラクティックの双胴の母船「ホワイトナイト2」を操るデヴィッド・マッケイは、翼の下に抱えた宇宙船スペースシップ2の初号機「エンタープライズ」を、いままさに切り離したところ。ロケット噴射のテスト飛行は4回目だが、噴射する炎の色がいつもと違った。 妙だな、炎が見えない。ロケットに点火し、音速の壁を突破すべく加速していくのを、マッケイは視
それぞれの分野のエキスパートが選ぶインディーズ・カタログ。ジャンルを横断してインディーズなクリエーター/クリエーションを選者別にカタログ化。今回は繰上和美が注目するフォトグラファーを紹介する。 Getty Images (Daido Moriyama, THE AMERICANS), ©Nobuyoshi Araki, Everett Collection / AFLO (Robert Frank)
いい女がいたら声をかけたくなるのが男の性。しかし、日本人はナンパが苦手な国民性。そこで歌手のSUMIREさんと街のいい女たちに次に繋がるアプローチについて伺った。 例えばパーティで美女に会ったときに、どう話しかけたらいいのだろう? 「初めから“きれいですね”“何飲んでるの?”といったワンフレーズだと、女性に怪しがられてしまいます。私が、感じがいいと思うのは、言葉ではなくてアクション。特にアイコンタクトって大事です。 まず、気になる女性がいたら時々彼女のほうを見てみる。そしたら女性はすぐにその視線に気づいて、あなたを少し意識してきます。ここで大事なのは、彼女があなたのほうを見てきたときに、ひゅっと一度視線をそらしてみること。そういうちょっとシャイな一面からスタートしたほうが、女性は安心しますから。 それで少しずつ距離をつめて、隣にきたら軽く会釈でもしてみる。英語だと“Hi”と簡単に言えるけれ
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