2月24日(土)発売の『GQ JAPAN』4月号は、2018年春夏ファッション大特集号。ジェントルマンの新服装術を紹介する。表紙を飾るのは、闘病からの完全復活を遂げた中村獅童。ONE OK ROCKのアジアツアー、台湾2万人公演にも密着した。
2018-2019AWファッションウィークのラスト・パートは、ニューヨーク。 厳寒を乗り越えるファッション業界人のしゃれった防寒ルックを見てみよう。 Words by Winsome Li (GQ) Photos by Dan Roberts ニューヨーク・ファッションウィーク・メンズが、2月5日から8日まで開催された。2018年秋冬シーズンのコレクション発表はロンドン、フィレンツェ、ミラノ、パリの4都市を終えて、最終都市のニューヨークで幕を閉じた。手足が痺れる激寒(最低気温はマイナス3度!)のニューヨークを行き来するファッション業界人は今季のトレンドを実践しつつ、防寒性の高いスタイルを着こなした。その姿をお届けする。 1. NYの厳冬を制するダウンジャケット!
ハリウッドの輝ける映画プロデューサーのひとりとして、ハーヴェイ・ワインスタインはメディアの注目の的だった。海獣のごとき肥満体、威圧的な物言い、力ずくのごり押し、それでいてどこか臆病そうな風情の彼は、これまで数々の賞に輝き、その映画鑑定眼の確かさには定評があった。メディアは、そんな彼の虜になった。 ところが今、そのオーラは跡形もなく消え失せ、ハーヴェイのごり押しや強慾ぶりが、逆にメディアの集中砲火の的になった。かつての寵児はスターダムから転げ落ち、ぶざまな裸の王様になったのだ。彼の一連のセクハラ行為は、エンターテインメント産業やメディアに関わる者なら誰もが、前々から疑っていたことだった。そして、それはいま暴かれた。しかし、そこで浮かび上がるのがふたつの疑問だ。第1に、われわれはなぜ、ハーヴェイをあれほどもてはやしたのか? そして第2に、なぜ、ここまでこっぴどく彼を追い落としたのか? 最初の疑
ニューヨークにインスパイアされた洗練カラーリング いまやトレンドの枠を超え、大人の男の定番バッグとなった感のあるデイパック。2018年春夏シーズンもさまざまなブランドからリリースされるが、抜きん出た完成度を見せるのがコーチのニューモデルである。ブランドの本拠地であるニューヨークの街にインスパイアされた「マンハッタン バックパック」は、白とブラックのカラーブロックを駆使したスタイリッシュなデザインが特徴。モノトーンカラーはカジュアルからドレスまで、合わせる着こなしを選ばない。また、キズが目立ちにくいペブルレザーや15インチのノートPCを収納できるスペース、3つの内ポケットなど使い勝手のよさも抜群だ。デイパの選択肢は数あれど、大本命は間違いなくこのモデルだ。
この写真は、フィギュアスケートのアイスダンス、ショートダンスの部で演技する日本代表の村元哉中とクリス・リードのペア。2人が滑るリンクの氷面が白く飛んでいるが、意図して露出オーバーで撮影したためだ。撮影したGetty Imagesのカメラマン、ロナルド・マルティネスは、「アイスダンスはスケート競技のなかでも最もクリエイティブで芸術性を競う競技なので、カメラマンも見合った手法を駆使して撮影する」と述べる。2人は、まるで光のなかで踊っているように見える!
数年に1度のレベルという強烈な寒気が、恐ろしくも“毎週”やってきた2018年1月の日本列島。そのもっとも雪の深い日にスバルは雪上公道試乗会を開催した。参加した吉田 匠が雪原の彼方からレポートする。 文・吉田 匠
その昔、ルノー4CVというクルマがあった。第2次大戦終結の次の年、1946年のパリオートサロンでデビューし、翌年発売。それに2年遅れて1948年に登場したシトロエン2CVと並んで、戦後のフランス人の足として活躍した小型車である。 この3代目トゥインゴ、現行スマートfor fourの姉妹車でもあるが、リアエンジンとしての開発に着手したのはルノーが先だというから、さすが4CVのルノーである。もっともメルセデスも、戦前にはリアエンジン車を生み出していたが。 で、後輪の後方にエンジンを積んだリアエンジン=RRは、今日ではポルシェ911の専売特許のようになっているけれど、第2次大戦直後から1960年代半ばに掛けての頃には、世界中の小型車の多くが採用するメジャーな方式だった。その発端となったのはVWビートルだったけれど、それに続いた2番目に高名なリアエンジン車が、ルノー4CVなのである。 そのルノー4
ここ数年、よく耳にする「Bean to Bar(ビーン・トゥ・バー)」とは、Bean=豆 から Bar=板(チョコ)になるまでの工程を一貫して手掛けたチョコレートづくりのことを指す。世界中のカカオ豆産地から選りすぐりの豆を選定し、仕入れ・選別・焙煎・摩砕・テンパリング・成形まで、丁寧に時間をかけてつくられたチョコレートは、1Bar(タブレット1枚)につき1000円近くの価格が主流だ。 そんな上質なビーン・トゥ・バー・チョコレートをアレンジし、さまざまなスイーツへと変身させる「HI-CACAO CHOCOLATE STAND(ハイ カカオ チョコレートスタンド)」が代官山にオープンした。代官山駅からほど近いライフスタイルショップ「TENOHA代官山」の一角に構え、ショッピングの合間に一息いれるのにも最適の場所にある。
この写真は、多重露光の撮影テクニックで、羽生結弦を撮影した1枚。羽生の横顔に日の丸が転写されており、金メダルを獲得した翌日の18日朝、平昌オリンピックパーク内のジャパンハウス(広報館)で開かれた会見での模様のひとこまだ。撮影したのは、オーストラリア人カメラマンのライアン・ピアス。かれは本大会中のGetty Imagesの日本人選手専属カメラマン2名のうちのひとりであり、この写真を「感動的な1枚が撮れた」と語っている。なぜ感動的な1枚だったのかについては説明がないのが残念だけれど、ライジング・サンが羽生くんの頬を照らしているところが見所だと思った。羽生くん、おつかれさまでした。太陽はあなたとともにあります。
「NATOストラップ」の起源は第2次世界大戦中にイギリス軍のパイロットやナビゲーターが着用していた時計用のレザーとキャンバスでできた軽量・丈夫なストラップにある。戦後生まれた「北大西洋条約機構」(NATO)軍とは関係ないが、NATO軍の装備品コードに合致しているため「NATOストラップ」と呼称されるようになった。 今回、オメガ(OMEGA)が発表したのは国旗にインスパイアされたカラフルなデザインの18種類と、平昌オリンピックの余韻も感じる五輪カラーの6種類の計24種類。素材は耐久性に優れたポリアミド製だ。 手持ちの腕時計の表情を一変させるNATOストラップは、いまやおしゃれ人間の間のメガトレンドになりつつある。オメガのタイムリーな企画に注目だ。 手持ちの腕時計と新ストラップ・コレクションとの相性はオメガの公式ウェブサイトで確認できる。 オメガお客様センター TEL 03-5952-4400
新しいヘアスタイルを作るために必要なヘアクリームやオイルなどのヘアプロダクト。セルフヘアアレンジは、自分にあったアイテムをみつけることが大切だ。選ぶ基準は、高度なコツを必要とせず誰でも簡単にこなれたスタイルを作れることができるかどうか。 ファッション誌や広告を中心に活躍し、多くの俳優や女優、クリエーターが信頼を寄せるヘアアーティストのKENICHIが、ショート、ミディアム、ロングヘアのモデルを使い、ヘアスタイルをアレンジした。使用するのは、髪にとって大事な自然成分で作られたセンス・オブ・ヒューモアのプロダクツ。美容成分を多く配合しているヘアクリームやオイルは、乾燥による髪のパサつきを実感する季節にこそ選びたい。
PROFILE Larry Leight(右) 1987年にオリバーピープルズをローンチ。プラダなどビッグメゾンのアイウェア立ち上げの指揮もとった。 Garrett Leight(左) 父のもとでキャリアを積んだのち、2011年にGLCOでデビュー。コレットなど世界の名店で扱われる。 「父がオリバーピープルズを離れるという知らせを受けたのは2015年のことだった。眼鏡を取り上げたら死んじゃうんじゃないかってくらい眼鏡を愛している人。ほかにもオファーがあったようだが、だったら一緒にやろうと思ったんだ」 視力矯正器具をファッションに変換したパイオニア、ラリー・レイト。オリバーピープルズ創設以来、数十年にわたって業界を牽引してきたラリーは2002年、同業界ではじめてCFDA(アメリカファッション協議会)に選出された。まさしくレジェンドとなる父の背中を見て育った息子ギャレットは当然のように同じ道を
音をテーマにするならストリートシーンを素通りするわけにはいかない。そこから生まれたラグスト(ラグジュアリー×ストリート)はいまが旬。3年半前に『GQ JAPAN』で紹介したムーブメントがここまで盛り上げをみせるとは。 Styling: Ryo Chiba Photos: Daigo Nagao Words: Kei Takegawa コタツでゴロゴロできない ジャージーの最高峰──GUCCI 2018年クルーズ コレクションの1テーマにスポーツを掲げたグッチ。アイコニックなタイガーのエンブロイダリーを背中に貼り付けたのはジャージーだ。パンツにはやはりおなじみとなるウェブ ストライプに着想を得たトリムが。ラグジュアリーへの昇華っぷりがたまらない。ジャケット ¥142,000、パンツ ¥90,000〈ともにGUCCI/グッチ ジャパン カスタマーサービス ℡0120-88-1921〉 ストリー
欲しいスニーカーのカタチがここに そろそろ春のアイテムが気になり始める季節。真っ先に確保したいものといえば、スニーカーだ。狙い目は足元に軽快感をプラスでき、かつ大人の男にふさわしい品を醸し出す一足。たとえば、プラダが日本限定で発売したこのモデル。余分な装飾性が削ぎ落とされたミニマルなデザインに、コントラストカラーのステッチワークがモダンなアクセントをきかせる。そしてアッパーに使用された上質なカーフレザーのツヤがクラス感を演出し、すらりとしたプロポーションと白いソールが軽やかなイメージを生む。軽快感、汎用性、品のよさ。そう、大人の男がレザースニーカーに求めるすべての要素がこの一足に備わっているのだ。
ミスター・ジェントルマンのデザイナーである吉井雄一が手掛ける上質なデリカテッセン「パリヤ」が、さらにウェルネスな「ファイン・デリカテッセン」というニューコンセプトを掲げた新店舗をオープンした。新しいチャレンジの場所に選んだのは、赤坂の新しいランドマークとなるビル、赤坂インターシティAIR。早くも大好評で、ランチタイムはあっという間に満席になっている。 緑に囲まれた独立した店舗は風通しの良い立地で、グッドデザインな店内と美しく盛られたデリの見た目も魅力的。見て楽しく、食べておいしく、そのうえヘルシー。忙しく今を生きる人の身体と心のエネルギーチャージにぴったりだ。そこで服と食の関係をシームレスにとらえる吉井に真意を訊ねた。 「パリヤの出店ポリシーは“生活している人”と“働いている人”がいる場所。赤坂インターシティAIRは、敷地の5割を緑化したレジデンスとオフィスなどの複合ビルで、隣にある赤坂イ
「世界一カッコいいクルマは何か?」というテーマは、クルマ好きの大好物。「エンツォ・フェラーリは、“これまでに作られたなかで、ジャガーEタイプがもっとも美しい”と語ったらしい」なんてネタを交えながら、結論の出ない議論が夜更けまで続く。 そんな激論に油を注ぐニュースが飛び込んできた。1月末より2月8日までパリで開かれていた第33回国際自動車フェスティバルで、マツダ ビジョン クーペが「Most Beautiful Concept Car of the Year賞」を受賞、つまり、もっとも美しいコンセプトカーに選ばれたのだ。このコンセプトカーは2017年の東京モーターショーに出展されていたから、ご覧になった人もいるかもしれない。 ちなみに、マツダ以外の候補はアウディ アイコン、BMW i ビジョン ダイナミクスなどそうそうたる顔ぶれ。自動車ジャーナリスのほかに、著名なデザイナーや建築家も名を連ね
新車のフェラーリで京都へ 新車のフェラーリ。マラネッロの完成時テストである程度オドメーターは進んでいる、とはいうものの、その後丁寧に仕上げられて、日本では“降ろしたての新車”であることに違いはない。小キズひとつなく、指紋ひとつ見当たらないフェラーリを最初に乗る歓びは何モノにも代え難い。それが、自身でオーダーした、おそらくは確率的に世界で1台の仕様だと思えば、なおさらだ。 フェラーリの新車をオーダーするということ自体、クルマ選びにおいてはひとつの究極だろう。しかも、その選択肢はというと、何日悩んでも楽しさが尽きないほど豊富に用意されており、クルマを買う行為そのものが既に極上のエンターテインメントであったと知る。 自分が本当に乗りたいと思うフェラーリを、できれば次への売り易さとかリセールバリューなど考えず、自由自在に選んでその完成を今か今かと首を長くして待つ。それがあって初めて、フェラーリに乗
SHINJUKU ISETAN’S POP-UP STORE FOR BURBERRY’S SPRING 2018 COLLECTION いつの時代もバーバリーは、男たちの味方だ。トレンチコートは男を凛々しく、たくましく見せ、チェック柄は男をエレガントに、知的に演出する。そのバーバリーの時代を経ても変わらぬ魅力を体感することができるポップアップショップが新宿伊勢丹に登場する。 文・川上康介
渋く、セクシーで男らしいテーラードをベースに、プリントシャツや開襟シャツで遊び心を加えるのがトレンドだ。男が惚れるギャング映画のワンシーンのような、バーで戯れる男たちを最新ルックで切り取った。 Photos: Giampaolo Sgura Fashion Director: Grant Pearce Fashion Editor: Jacky Tam Hair & Make-up: Benjamin Thigpen 左から2番目:ネイビーのストライプスーツは、開襟シャツを合わせてやんちゃに着崩す。ジャケット ¥204,000、シャツ ¥81,000、パンツ ¥172,000、右から2番目:フォーマルを大胆にアレンジした、新しいイヴニング・スタイル。ジャケット ¥674,000、シャツ ¥67,000、パンツ ¥90,000、右:ブランドのシグネチャー、バリックプリントもリバイバル。シャツ
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