ニードルをコルクに差し込むことで、キャップシールをカットしたりコルクを抜くことなくボトルの中のワインを注ぐことができる。「1000 Wine Access System」。 西麻布のフレンチ・レストラン「レフェルヴェソンス」で、ルネサンスと名付けられたコースをペアリングのお酒とともに楽しんだ。ご存知のように、ペアリングとは料理一品ずつに合ったお酒がグラスで組まれているコースのことだ。 メインの鴨の前に、大きなグラスで赤ワインが供された。深いルビー色の液体からはまろやかな香りが立ち上る。ソムリエがさりげなくテーブルにボトルを置く。サンテミリオンのシャトー・フィジャック、ヴィンテージは2007年だった。あれ? と思った。ボトルの栓が開いていないのだ。手品だろうか。それとも、私が味わっているのは別のボトルなのか。 たずねると、コラヴァンという機器の仕業とのことだった。アメリカで開発された新しい道
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