今年のレッドカーペット・スタイルはホワイトやパステルカラーの装いが大半を占めた。「最優秀女性アーティスト」と「ブレイクスルー・アクト」賞に輝いたデュア・リパがパールピンクのチュール・ドレスを着用し、ラッフルのレイヤーを重ねたボリューム満点の一着で存在感を放った。リタ・オラとアジョワ・アボアーはふたりともフェザーをあしらったホワイトドレスを選んだ。わりと派手な着こなしを好むふたりによる清楚なドレスアップ姿が新鮮だ。 淡い色合いにたいして、ボディコンシャスのブラックドレスでクールに身を固めたのは、ロージー・ハンティントン=ホワイトリーとヘイリー・ボールドウィン。 彼女たちのドレス姿に共通するのは白薔薇の装飾。無垢性や新しい時代への希望を象徴するホワイト・ローズを飾ることは、女性にたいするセクハラ行為や暴力、不公平待遇の撲滅をめざす「TIME'S UP」運動にたいする支援のジェスチャーだった。
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