日本文藝協会というところに入会したので、会報が送られてくる。 文藝協会はたぶんもともとは寄る辺なき文士たちの相互扶助組織として発生したものではないかと思う。 「寄る辺なき人々」のための相互扶助・相互支援組織というのはたいせつな中間共同体である。 しかし、文藝協会の最近のメインの仕事は著作権の管理である。 私はこれがどうにも、「なんか違うんじゃないか」という気がしてならないのである。 いま著作権の保護期間は50年である(これを国際標準に合わせて70年に延長することを協会は求めている)。 著作者が死ぬと、著作権はその親族に継承される。 だから、文藝協会の会員も相当数は操觚の人ではなく、著作権継承者の方々である。 著作者自身が自分の書き物について、その使途や改変について「ちょっと、それは困るわ」という権利を留保することは許されると思う。 文章が書き換えられて、それに自分の名前がつけられて流布して
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この一言で配送料はタダになる@ヨドバシカメラ のasami81さんが、便利なテクニックをブログに書いたところ、反論がかかれていて、考えさせられる内容でした。 必要なものを買うときには、それだけのお金が出ていくことを覚悟すべきだ。欲しいカメラが三万円だったら、三万円貯まってから買う。配送料が必要なら、しっかりと払う。当り前の話だけれど、配送料を払えば配送してもらえる。ドブに投げ捨てているのではない。あくまで「対価」として代金を支払う以上、店と客は対等な立場であり、どちらが強者でも弱者でもない。金銭を叩きつけて品物をぶん取るわけではないのだ。 ヤマダ電機とid:asami81氏の違いを知りたい 意見がいろいろな方向から出てくるのがインターネットのいいところだなあ、と思いつつ、せっかくなので、自分の意見も書いてみる。あまり二人のエントリーとは関係ありません。 本を新品で買う たとえば
エコや燃料高騰で自動車が話題になることが多い。 月末となるとガソリンスタンドが大混雑する風景が、新しい郊外の風景として定着しそうだ。月が変わるたびに値上げされているのだから。先月も道路に行列の車がはみ出していて、いたるところの街道に給油待ち渋滞ができていた。 ただでさえ自殺者が多い(凶悪事件なんかさっぱり起きない平和な町だけど、とにかく自殺とひき逃げだけは毎日のように起きている)貧乏タウンだというのに、ガソリンの値上げは地元民にとってかなり痛い。なにしろ自動車がなければどこにも移動できないからだ。 かつて自動車は個人主義のアイコンであり、アメリカ的な自由を示す代表的なアイテムだった。戦後は「おれもいつかは自家用車を」と誰しもが夢を持ち、バブル期は「いつかはアウディ、いつかはパジェロ」とかに変わっていった。車はずっと成功の象徴でもあったのだ。そしてそのころになると誰もが持っているものとの前提
あたしなんてもう結婚できない――、とその女性は泣いた。 私が泣かしたわけじゃないのだけど、泣いちゃった。話しているうちに感極まって。 表参道をちょっと入ったところにあるとあるバーでの出来事である。周囲の目もあり、たいへんバツが悪い中、何か慰めの言葉でもかけてやらなければと思いつつも、こういうときは放っておくのがいちばんだと思いなおすと、私は組んだ指の上に顎を載っけて視線を逸らし、ぼんやりと壁の絵画を見やっていた。 泣きたいときは泣いたほうがいいのだ。吐き出すだけ吐き出せば、あとは案外と早く立ち直ったりするからね。できれば、もう少しシチュエーションを考えて泣いてほしいところですが。中島みゆきも古いアルバムで歌っている。泣きたい夜に1人はいけないと。あれはちょっと意味が違うか。 しかし、周りから見れば、私はカノジョを泣かせた悪いやつなのである。たいへんな誤解を受けてます。滅多にあることじゃない
自分がメンヘラになってわかった。自殺は人には止められなかった。 医者は役に立つ事もある。薬も効くことがある。家族や友人もありがたい。 でも、自殺衝動はホントに「衝動」で来るんだ。急に死にたくなるんだ。 しかも、その時は判断力がそうとう鈍ってるんだ。本人が自覚してる以上に。 今でも何人も電車に飛び込むだろ。「電車に飛び込むと損害賠償が大変なのに何考えてんの?」ってよく聞く。 逆に考えてほしい。それを知ってても飛び込む人が減らないのはなぜなのか。ホームにたつと急に死にたくなるからなんだよ。 自殺は止められなかった。 だから、自殺した人の家族や友人は、自殺を止められなかった、といって悔やむ必要は全くない。罪悪感を感じる必要は全くない。 自殺を止めることなんて神様にも不可能だから。 自分がメンヘラになって、自殺の止め方はわからなかったけど、自殺の救いがたさだけはわかった。 日本は毎年3万人が自殺し
タモリ「参りましょう、昨日の菊地凛子さんからのご紹介ですね、初登場、押井守監督です、どうぞぉ」 押井監督登場 タモリ、監督が持ってきた飛行機の模型を見て タモリ「これなんですか?」 監督「これはですね、今度の映画で使った、主人公の乗る戦闘機、のプラモデル」 タモリ「はぁー、あーそ(うですかー)、昔これに似た日本軍の戦闘機ありましたよね」 監督「ああ、震電っていう」 タモリ「震電」 監督「震電」 タモリ「あぁー、すごいですねこれ」 監督「もしかしたら、もうじき発売になるかもしれない」 タモリ「ああそうですか、ありがとうございます、これは(巻いてあったポスターを広げて)んーやっぱり。でますねー」 「攻殻機動隊2.0」のポスター 監督「これはその、「スカイ・クロラ」という映画の前に記念で、昔作った映画なんですけど「攻殻機動隊」っていう、それのあのリメイクですね」 タモリ「あーそうですか、7月12
この一言で配送料はタダになる@ヨドバシカメラ - iGirlヤマダ電機で問題になっているのは、何百億円という単位でメーカーから仕入れている強者の立場を利用して、労働者派遣を強いていたことだった。「べつに派遣してくれなくてもいいけど、売場面積は減らすよ」と脅せば、メーカーはホイホイ言うことを聞く。強者の立場を利用している点において、今回のid:asami81さんの記事はそれとあまり変わらないですよね、という話。俺はカメラ屋で働いている大学生なんだけど、家電量販店との過当競争によって、ほとんどの商品は既に充分な値引きが為されているのを知っている。デジカメ売ったって粗利は数百円、あるいは赤字だから、プリントで元を取ることになっている。たいていのお客さんは表示されている価格で買ってくれるけれど、時々は値引きできないかと訊かれる。そのくらいなら、仕入値を調べて可能なかぎり対応はする。しかし厄介なのは
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