愛知県で開かれている国際芸術祭で慰安婦問題を象徴する少女像が展示されていることに関連して、名古屋市の河村市長は、「日本国民の心を踏みにじるものだ」として、実行委員会の会長を務める愛知県の大村知事に対し、少女像などの展示を中止するよう求めました。 愛知県で1日開幕した国際芸術祭、「あいちトリエンナーレ」には、「表現の不自由」をテーマに、慰安婦問題を象徴する少女像などを展示するコーナーが設けられていますが、芸術祭の事務局の愛知県には、撤去を求めるなどの批判的な意見が相次いで寄せられています。 こうした中、芸術祭の実行委員会の会長代行を務める名古屋市の河村市長は、2日、名古屋市東区にある芸術祭の会場を訪れ、担当者から説明を受けながら少女像などを視察しました。 このあと河村市長は記者団に対し、「どう考えても日本国民の心を踏みにじるものだ。税金を使ってやるべきものではない」と述べました。 そのうえで