〈全裸にしてグルグルに紐を巻いてオナニーさしてさ。ウンコを喰わしたりさ。ウンコ喰わした上にバックドロップしたりさ〉(「ロッキング・オン・ジャパン」94年1月号) 〈障害がある人とかって言うのは、なぜか図書室にたまる(略)きっと逃げ場所なんだけど〉(「クイック・ジャパンvol.3」95年7月刊) そう語っていたのは、五輪開会式の作曲担当を辞任した小山田圭吾氏(52)。なぜ「障がい者イジメ」を自慢するような人物が、「多様性と調和」を掲げる五輪の式典に抜擢されてしまったのか――。 「クイック・ジャパンvol.3」(95年7月刊) これまで演出責任者の交代が繰り返されるなど、迷走を重ねてきた開会式。開幕を目前に控えた7月14日、組織委員会は演出チームのメンバーを発表した。 「ところが、その直後、小山田氏の『障がい者イジメ』が明るみに出たのです。小山田氏は2日後の16日に謝罪文を公表。ただ組織委は〈