「物語」から疎外されるものについて（「ルックバック」の感想のような、そうでないような） - あままこのブログ

ルックバック - 藤本タツキ | 少年ジャンプ＋ 話題になっていますね、「ルックバック」 blog.hatenablog.com www.j-cast.com 僕も無料ということで読んでみたんですが、「まあ、良いとは思うけど、そこまで絶賛されるものか？」という感じの感想でした。 ただ一方で、下記のような批判もなんか違うように感じるんですね。 anond.hatelabo.jp 統合失調症患者として、マンガ「ルックバック」に抗議します。何の説明もなく、精神障害者が殺人を犯すシーンを書くことは、まちがいなく、統合失調症患者への偏見を助長します。— 障害者雇用の働き方 (@YANA1952) 2021年7月19日 名指しで批判されている。↓は今朝書いたが、他人のツイートに触発されてのことであり、自分の認識がぬるいと言わざるをえない。物語の必然に従ってあのような犯人像が選ばれたのか、作品の価値判断

[altid]

やまゆり園のことは忘れてるんだろうなという気持ち、については目配りしておきたい。光を当てておくべき感情だと思う。

[ilktm]

“インターネット上こそ「まわりの空気を読んで、その空気に合わせた発言をしなきゃならない場所」になってしまっている”　これはある。インターネットに自由な空気が減り、非常に日本的になってしまった。

[narukami]

「「この物語のここが自分には合わない」ということが発露できないモヤモヤが、なんか今のインターネットには溢れている気がします。」わかる……なんか発露した時点で的外れな批判とかされるし……

[TMCNE]

SNSやはてブの事をインターネットって呼んでる？5chでも行けば同士が沢山見つかりそうなものだけど。ルックバックアンチスレだってあるだろうし

[kozilek]

物語だからではない。人の想像力には（幸いにして）限界がある。親族の死と遠い国の知らない人物の死は全く違う。人の価値（＝命の価値）は基準値は零であとは関係の濃さで増えるだけ。同列と思うのが烏滸がましい。

[neko2bo]

その感覚はわかります。でもそれを攻撃的に発露させる行為は全員を不幸にする行為だと思います。阻害されたと感じる違和感は、たぶん次のタームの表現の種になるのだと思う。

[ancock]

そもそも"このマンガは京アニ事件をベースにしている"ってのが個人的にはひっかかった。そうともとれるし違うとも言える。

[ymskhtn]

京アニ事件モチーフは舞台装置の一つであって主題ではないので事件の本質にスポットライトを当てる必要性を感じない。作中世界では他にも陰惨な事件は数多くあるだろうが親友が被害者だからクロースアップされただけ

[son_toku]

あの作品を読んで「クリエイター至上主義」を感じるのはルサンチマンの拗らせでは。

[stalemate]

モヤモヤや批判を表明しにくいインターネットは健全ではないなあと思うけど、この話を「クリエイター至上主義」として読むのは偏見ではと思う。（大切なものが理不尽に突然失われる物語では）

[CLOCKGRID]

特定の人物にフォーカスしてる物語を見るとそれに対するアンチテーゼが欲しくなるけど、いざ誰かがアンチテーゼを作るとなんか違う……ってなりがちな今の自分に必要な記事かもしれない。

[lady_joker]

大体同感。映画「葛城事件」あたりと合わせてみられると良い気はする

[qawsedrftgyhujikolpzxcvbnm123456]

"親族の死と遠い国の知らない人物の死は全く違う。人の価値（＝命の価値）は基準値は零であとは関係の濃さで増えるだけ。同列と思うのが烏滸がましい"赤の他人でも助けるしマイノリティなのに自

[natu3kan]

精神障害者は犯罪者予備軍って偏見は医者や当事者の発信や統計で緩和されてきたけども……。

[Hagalaz]

やまゆり事件より自分が親しんできたアニメのクリエイターらが殺された事件を身近に感じてしまうことは別に罪じゃない　むしろ何かに感情移入できるからこそ他のことも想像できるようになるんじゃなかろうか

[misomico]

物語ではページや制作リソースの制限があり、現実のように全てのものに理由が作れるわけではない。ないものは自分で語るしかない。

[Ta-nishi]

ひとつの作品で全ての視点から語り尽くすのは無理なので（特に短編では）、別の視点からの物語は別の作品に求めればいいと思う。京アニ事件で加害者側の視点なら『令和元年のテロリズム』（磯部涼）とか。

[and_hyphen]

何かの感想を書くとき、「正しさ」について考えるようになってしまっている自分がときどき呪わしい。たしかに今のSNS界隈には微妙さを発露できる空気がない。必然、黙ってしまう

[yuyans]

「尊敬されるべき」っていうのが分からなかった。そんな描写あったか？

[vividoc]

現実とリンクさせてしまうとどうしても物語を読む視点以外も持たざるを得ない。物語として散漫になるからといわれてもリンクしている以上目を逸らせない。リンクさせたからこそバズったと思うから、余計に気になる。

[yamadashiro39]

“むしろインターネット上こそ「まわりの空気を読んで、その空気に合わせた発言をしなきゃならない場所」になってしまっている。”それは分かる気がする…ここが合わなかったという話をするときに特に140字は足りない

[eureka555]

掬い上げられた物語を腐しても、「掬い上げられない物語」を掬い上げることにはならんよ。

[Domino-R]

マイノリティであるとはどいういう事か、が平易に書かれている。

[krarie]

もう既にTwitterでは手放しで賞賛してはいけない雰囲気が醸成されている。このままだと「作品を取り下げろ」「編集部は謝罪しろ」までいってしまう危うさすら感じる。

[howlingpot]

青葉の鑑定結果は多くの精神医療関係者と検察にとって非常に都合の良い結論で、そこから疎外されるのはもちろん人格障害という個人の問題に帰責され死刑を待つことになる青葉、みたいな話は浮かばないのかな。

[samejima556]

作品の質の問題ではなく読み手の問題であるというとらえ方に共感。自分も藤野と京本の視線に乗っかってしまうことに、どうしても罪悪感を覚えてしまってしんどかった。

[ghosttan]

やまゆり園ではなく、京アニ事件についてクリエイター至上主義を描くこと自体が疎外のメッセージになってるんだよな。

[kappa_yc]

“単純な「褒め／批判」ではない微妙な感想を掬い取る場所こそが、必要なんじゃないかと思うんですけど、そんな場所をどうやれば作ることができるのか？今の僕には、まだわかりません。” 少なくともTwitterでは至難。

[netafull]

“おそらく今の人々の多くにとっては、インターネットってそのような場所ではなく、むしろインターネット上こそ「まわりの空気を読んで、その空気に合わせた発言をしなきゃならない場所」になってしまっている。”

[tatemakura]

クリエイターだからではなく、自分の好きなアニメを作った人＝自分の人生に関わった人だから関心が高いのでは？アニメファンの多い場所で京アニ事件と他事件の反応を比べて後者が軽んじられているというのも違和感。

[hrmk4]

もやもやをもやもやのまま共有できる、必要十分な狭さがほしい。

[teruyastar]

ブコメに入らなかったので。https://teruyastar.hatenablog.com/entry/2021/07/20/183730

[kakuhoukou311]

確かに、犯人像に対して京アニを思い出したし、全くフォロー無い点は気になった。この物語は主人公が己の才能を認められたことで目覚め、覚醒する物語なのだから話の本筋でないところで盛り上がるのは勿体無いなぁ。

[cha16]

例えば偶々銀行強盗に巻き込まれて死んだという話は作ることは可能なはずだ。面白いかはともかく。作者は敢えて妄想で人を殺害する人物を選んで描いたのだからそれについて批判的な意見が表明されることは当然だ。

[IkaMaru]

かつてのインターネットはインテリ（くずれ）の場で、世間の「感情を動かすかどうかが全て」な感動至上主義への反発が強かったけど、人口が増えた結果すっかりそちらに乗っ取られてしまったのはまあ、苦々しいわな

[gesyo]

“「加害者側からの描き」というのも、ありえるし、そこからしか描き得ないものや、そこからの描きこそが必要な人もいるわけです。” あなたが描けば良いじゃないですか。漫画、小説、エッセイ、ブログ、なんでも。

[yuma_0211]

京アニ事件を主題とは思ってないので大体の感想と合わないけど、感想は書くよ。みんな流行っている感想以外を叩かなければいいんだけどな。あと自分が物語を受けて素直に思ったことを書けばいいのにとも

[uss267]

「「作品は良かったかもしれないけど、でもこんな描かれてないこともあるよね」という声は、先鋭化する褒めと批判に比べればあまりに弱く、SNSでは拡散されにくい」

[saavedra]

“おそらく今の人々の多くにとっては、インターネットってそのような場所ではなく、むしろインターネット上こそ「まわりの空気を読んで、その空気に合わせた発言をしなきゃならない場所」になってしまっている”

[yarukimedesu]

なぜ、名作とも思わなかった作品の場外乱闘に興味を持つのか。