15日から全国公開された特撮ヒーロー映画『電人ザボーガー』(井口昇監督)が、前評判をはるかに超える観客数を集めて話題となっている。1974~75年にフジテレビ系で放映されたピー・プロダクション製作の特撮ドラマをリメイクした本作は、秘密刑事・大門豊が変形型バイクロボット「ザボーガー」と共に悪の集団に立ち向かうストーリー。大門とザボーガーの熱い正義の闘いを壮大な2部構成によってオリジナルへのオマージュと脱力ギャグを散りばめながら描いており、熟年期の章では板尾創路が糖尿病と腰痛を抱える”オッサン大門”を演じ、ヒーローの悲哀も表現している。 『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』『ツレがうつになりまして』など多額の制作費と宣伝費をかけた強力なライバルがいる中で異例の大ヒットを飛ばし、「ぴあ」調査による10月14日・15日公開の映画満足度ランキングで