コミケの思い出と言っても俺はコミケに参加したことはない。 しかし同人誌という存在すら知らない高校時代にコミケに関連した強烈な出来事に出くわしたことがある。 それは高校3年生の12月31日、大晦日だった。 その日は代ゼミ慶大模試なる模試があったから友達と代ゼミ横浜校まで行ってきた。 模試の内容は散々なもので、慶応が第一志望校だっただけにすごいショックを受けながら京急に揺られて帰っていた。 ダァシエリイァス 京急に乗ったら車内の端に特大サイズの紙袋を5、6個も持っている男の人がいた。 この人は髪の色が銀色でオールバック、黒いマントを着ていて、雰囲気はFF8のサイファーに似ていた。 サイファーはドアにもたれながら、目を細めて窓の外を見ていた。 大晦日でみんなスーパーの袋にカニだのを買っている中、すごい浮いていた。 友達と俺も窓の外を細目で見て「線路は、続くよ、どこまでも・・・」と言い合っていた
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